Wave64 (.w64)
予備知識
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- SonyのWave64オーディオ形式.
- Sony Pictures Digital Wave 64の名前で販売促進されている.
- MicrosoftのWAV形式でのファイルの大きさの4GB限界を乗り越えるためにデザインされた.
- バイナリファイル形式.
- MicrosoftのRIFF/WAV形式に似ている.
- 通常非圧縮のサンプルオーディオをパルス符号変調(PCM)データとして保持する.
- 圧縮オーディオのコーデックもいくつかサポートする.
- 任意サンプリング周波数,任意チャンネル数,任意ビット深度をサポートする.
- Sonic Foundryによって開発され,Sonyによって維持管理されている.
ImportとExport
- Import["file.w64"]はWave64ファイルをインポートし,音声オブジェクトを返す.
- Import["file.w64",elem]は指定された要素をWave64ファイルからインポートする.
- インポートの形式はImport["file","Wave64"]またはImport["file",{"Wave64",elem,…}]で指定することができる.
- Export["file.w64",expr]は音声オブジェクトまたはサウンドオブジェクトを16ビットのWave64ファイルにエキスポートする.
- 音符を含むサウンドオブジェクトはサンプルされた音声にラスタライズされる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ表現要素:
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"Audio" Audioオブジェクトとして与えられた音声信号 "AudioFile" アウトオブコアのAudioオブジェクトとして与えられた音声信号 "Data" 各部分リストが個々の音声チャンネルを表す実数のリストで与えられた生の音声サンプル "SampledSoundList" SampledSoundListオブジェクトとして与えられた音声信号 "Sound" Soundオブジェクトとして与えられた音声信号 - ImportとExportはデフォルトでWave64ファイルに"Audio"要素を使用する.
- 高度なImport要素:
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"AudioChannels" 音声チャンネル数 "AudioEncoding" 音声符号化 "Duration" 音声の継続時間(秒) "Length" サンプル数 "SampleDepth" 各サンンプルの保存に使用されるビット数 "SampleRate" 秒・チャンネルあたりの振幅サンプルの数
オプション
- ImportおよびExportのオプション:
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SampleRate Automatic 秒・チャンネルあたりの振幅サンプルの数 - 詳細な特性と設定:
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"AudioChannels" Automatic ファイル中の音声チャンネル数 AudioEncoding "Integer16" サンプルの符号化方式 - Wave64にエキスポートされる際にサンプルレートが指定されていない場合,エキスポートされたサウンドの中の最も高いサンプルレートが使用され,必要に応じてすべてのサウンドが再サンプリングされる.
- チャンネル数が指定されていない場合,最も多い同時使用チャンネル数が採用され,必要であれば無音が挿入される.
- "AudioChannels"がエキスポートされるチャンネル数よりも少ない値 n に設定された場合,最初の n チャンネルのみエキスポートされる.
- Wave64形式は通常PCM(パルス符号化変調)とADPCM(適応的差分パルス符号化変調)のコーデックを使用するが,他の音声符号化アルゴリズムもサポートする.
- AudioEncodingは以下のコーデックのいずれにでも設定できる:
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"UnsignedInteger8" 符号無し8ビットPCM "Integer16" 16ビットPCM "Integer24" 24ビットPCM "Integer32" 32ビットPCM "Real32" 32ビットIEEE浮動小数点 "Real64" 64ビットIEEE浮動小数点 "aLaw" a-Law 4ビットPCM(ITU-T G.711標準) "uLaw" -Law 4ビットPCM(ITU-T G.711標準) "IMA-ADPCM" IMA 4ビットADPCM "MS-ADPCM" Microsoft 4ビットADPCM "GSM610" GSM 6.10コーデック(ETSI 6.10標準) - すべてのコーデックが任意のサンプリングレートとチャンネル規格をサポートしている訳ではない.
例題
例 (1)
Playを使ってサンプリングされたサウンドを生成する: