オブジェクトファイルの作成
CCompilerDriverパッケージを使うと,コンピュータにインストールされているCコンパイラが使えるようになる.オプションCompilationTargetを"C"と設定すると,CCompilerDriverパッケージはWolframシステムコンパイラによって自動的に使われるものであるが,自分でもC言語で書いたソースコードから独自の実行ファイル,ライブラリ,オブジェクトファイルを構築するのに使うこともできる.
このセクションではこれらのツールを使ってオブジェクトファイルを作る方法について述べる.ライブラリを作るための中心となる関数はCreateObjectFileである.これらの例では,SymbolicCを使う.
入力が1つまたは複数のCコードからきている場合は,それらはCreateObjectFileにリストで与えることができる.
生成されたオブジェクトファイルの拡張子は,システムに応じて加えられる.
CreateObjectFileを使うと,別のソースファイルを別の設定でコンパイルすことができる.
オプションと設定についてのより詳しい情報はコンパイルの設定セクションに記載されている.