データの更新
SQLUpdateはデータベース中のデータの更新に使う.これは,「生SQLを使ったデータの更新」に記載のように,SQLコマンドをそのまま使ってもできる.
このチュートリアルの例を実際に試してみて,記載の通りに動作しなかった場合は,「データベースの例の使用」で述べているように"DatabaseLink`DatabaseExamples`"パッケージを使ってデータベースをもとの状態に戻す必要があるかもしれない.
SQLUpdateの結果は,クエリの影響を受ける行数を示す整数となる.
SQLUpdate[conn,table,{columns},{values},opts] | データベース内のデータを更新する |
SQLUpdate[conn,table,{columns},{values},condition,opts] | データベース内のデータを条件付きで更新する |
以下にデータを更新する例を示す.DatabaseLink をロードし,demoデータベースに接続する.
SQLSelectで表の中の値を見てみる.
SQLUpdateでデータベースの要素を更新し,SQLSelectでその結果を見る.
一般には,どの行を更新するかを指定する条件を設定すると便利である(条件についての詳細は「データの選択」を参照).次の例では,データベースにもう1行挿入する.
SQLUpdateにはオプションが1つ適用できる.
オプション名
|
デフォルト値
| |
"Timeout" | Automatic | クエリのタイムアウトを設定する |
SQLUpdateのオプション
オプション"Timeout"を使うと,実行に時間がかかりすぎるクエリをキャンセルすることができる.