デジタル出力

デジタル出力はマイクロコントローラの最も基本となる機能である.デジタル出力のピンはHighかLowに設定される.Highの値はマイクロコントローラの動作電圧Vccで,Lowの値はである.

基本操作

デジタル出力ピンの基本操作では,出力はHighかLowである.

パッケージをロードする.
ピンのLEDをオンにする.
より大きいすべての値はHighの値であると見なされる.
LEDをオフにする.
LEDのオンオフを1秒ごとに切り換える.

"pin"->"Digital"という指定は"pin"-><|"Type"->"Digital"|>に等しい.

パルスの生成

基本操作では,出力はサンプリング区間全体においてHighかLowであり続けた.しかし,出力タイプを"Pulse"と指定することで,可変幅のパルスが生成できる.

指定の完全形は"pin"-><|"Type"->"Pulse",spec1->val1,|>である.specs には以下が与えられる:

SamplingPeriodサンプリング周期 τp
"Timer"使用するタイマ

パルス指定

デフォルトでは,τp はサンプリング周期 sys である τ と等しいと仮定される.明示的にタイマを指定することもできるが,指定しない場合は自動的に選ばれる.

出力信号は以下のような形になる:

4.gif

τpτ より大きい場合は,τp は実質 τ である.Δτp より大きい場合は,Δ は実質 τp である.

秒のパルスが秒に1回発生する.
1秒のパルスが秒に2回発生する.
タイマを使ってパルスを生成する.
以下のすべてで.ピンのLEDが毎秒切り換わる.