How to | 2D散布図の点の種類と色を変える方法

ほとんどの場合,Wolfram言語で作成するプロットにはデフォルト設定を使えば十分であるが,プロットのほとんどすべての部分についてカスタマイズを行うことも可能である.2Dプロット内の点の大きさを変えるだけでなく,Wolfram言語は点の種類や色を変更することもできる.

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Wolfram言語は,PlotMarkersオプションを使って,プロット内の点として使うマーカーの種類を変更することができる.

まずプロットするデータを定義する:

ListPlotおよびPlotMarkersを使い,データ点にアスタリスクを使ってデータをプロットする:

Wolfram言語にはプロット内の点としても使える数多くの特殊文字や記号が含まれている.これらの文字や記号を使う場合は,パレットメニューにある特殊文字パレットからアクセスするか,使用したい文字のキーボードエイリアスを使うかする.文字のキーボードエイリアスを見たい場合は,パレットのその文字の上にマウスを持っていくとよい.

一から自分のプロットマーカーを作ることもできる:

作成したグラフィックスを.07の大きさのプロットマーカーとして使う:

プロット内の点の色を変える場合は,PlotStyleオプションを使う.ここではRedの色が指定されている:

Wolfram言語がサポートする色ならどの色でもプロット内の点に使うことができる.

この例では,RGBColorManipulateと一緒に使い,色を動的に設定できるようにしている.スライダーを動かしてrgbに異なる値を設定する:

    

ほとんど追加して作業を行うことなしに,作成中のプロットにさらにデータ集合を追加し,それにスタイルを加えることができる.

まずプロットするデータ集合をいくつか定義する:

ListPlotを使ってデータをプロットする:

PlotMarkersを使って各データ集合の点の種類と大きさを指定する.PlotMarkersの右にあるリストにおける点の種類と大きさの指定は,それぞれListPlotの第1引数であるリスト中のデータ集合に対応している.

以下のプロットでは,{,10}がデータ集合testData1の点の種類と大きさ,という風に順に指定されている.マーカーは特殊文字パレットからのものである:

PlotStyleを同じような構文で使って,デフォルトスキームの色を変更する:

    

Wolfram言語では,ListPointPlot3D等で生成された3Dプロットにおける点の色を変更することもできる.

例えば,PlotStyleを使ってListPointPlot3Dで生成される点の色を設定することができる:

また,3Dプロットに色のグラデーションを使うこともできる.ColorFunctionを使う1つの方法として,予め定義された色のグラデーションを 方向に実装する方法がある: