$SummaryBoxDataSizeLimit
$SummaryBoxDataSizeLimit
表示された概要ボックスに保存する式の最大サイズをバイト単位で指定する.
詳細
- SparseArray,TimeSeries,InterpolatingFunction等の関数は,式全体ではなく,関数名,アイコン,主な特性を表示する概要ボックスを使う.
- $SummaryBoxDataSizeLimitより小さい式の概要ボックスは式の完全なコピーを含む.これは入力として再利用することができる.
- $SummaryBoxDataSizeLimitより大きい式の概要ボックスは,式全体のコピーは含まないが,後で再使用するために式を保存するためのインターフェースは提供する.
- 式は,その式を作成したカーネルセッションがまだ実行中であり,変数またはOut[n]を介して式を参照できる間のみ,概要ボックスに埋め込むことができる.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
スコープ (4)
InterpolatingFunction等の数値関数は$SummaryBoxDataSizeLimitを遵守する:
NearestFunctionも同じように動作する:
概要ボックスを生成する配列タイプは$SummaryBoxDataSizeLimitを遵守する:
StructuredArrayも同じように動作する:
TimeSeries等の統計関数は$SummaryBoxDataSizeLimitを遵守する:
WeightedDataも同じように動作する:
GeoPositionは$SummaryBoxDataSizeLimitを遵守する:
アプリケーション (2)
$SummaryBoxDataSizeLimitを0に設定してノートブック内の記憶空間を節約する:
式は含まない概要ボックスを作り,c1内にそのセルへの参照を保存する:
$SummaryBoxDataSizeLimitのデフォルト値を回復する:
中に式を持つようになった if の概要ボックスを作り直し,c2に参照を保存する:
$HistoryLengthを0に設定してカーネルセッション内の記憶空間を節約する:
大きい概要ボックスを作る.これは,このノートブック内には保存されない:
出力への参照がないので,「今すぐ保存する」ボタンは動作しない:
別の概要ボックスを作るが,結果は変数 data に保存する:
data が再設定されない限り,「今すぐ保存する」ボタンは動作し続ける:
データが,実際に,$SummaryBoxDataSizeLimitより大きいことを検証する:
$HistoryLengthのデフォルト値を回復する:
特性と関係 (1)
$SummaryBoxDataSizeLimitは概要ボックスだけに影響する:
$OutputSizeLimitは全出力に影響する:
テキスト
Wolfram Research (2017), $SummaryBoxDataSizeLimit, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$SummaryBoxDataSizeLimit.html.
CMS
Wolfram Language. 2017. "$SummaryBoxDataSizeLimit." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/$SummaryBoxDataSizeLimit.html.
APA
Wolfram Language. (2017). $SummaryBoxDataSizeLimit. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/$SummaryBoxDataSizeLimit.html