$UserBasePacletsDirectory
Wolframシステムがユーザ固有のインストールされたパクレットおよびパクレットの設定データを保存するために使用するベースディレクトリを与える.
詳細
- $UserBasePacletsDirectoryはディレクトリの完全名を文字列として返す.
- 次は,よく使われる値である.
-
C:\User\username\AppData\Roaming\Wolfram\Paclets Windows ~/Library/Wolfram/Paclets macOS ~/.Wolfram/Paclets Linux - デフォルトで,$UserBasePacletsDirectoryは$UserBaseDirectoryのパクレットサブディレクトリである.
- $UserBasePacletsDirectoryの値は,Wolfram言語カーネルが立ち上がっている場合は,コマンドラインオプションの-pacletbaseで指定できる.
- 次は,$UserBasePacletsDirectoryのよく使われるサブディレクトリである.
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Configuration パクレットシステムが保存している設定データと設定値 Repository ダウンロードされたパクレットがインストールされている場所 Temporary パクレットシステムが内部的に使用する一時ファイル - これらのサブディレクトリは,可能な場合は,所定のユーザがWolframシステムを最初に実行したときに自動的に作られる.
- PacletInstallおよびPacletInstallSubmitによってインストールされたパクレットは,$UserBasePacletsDirectoryのリポジトリサブディレクトリに置かれる.
例題
例 (3)
パクレットシステムが管理するファイルが入れられるベースディレクトリ:
$UserBaseDirectoryのサブディレクトリ:
PacletInstallで使用中のシステムにインストールされたすべてのパクレットを見付ける:
Wolfram Research (2020), $UserBasePacletsDirectory, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$UserBasePacletsDirectory.html (2024年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2020), $UserBasePacletsDirectory, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/$UserBasePacletsDirectory.html (2024年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2020. "$UserBasePacletsDirectory." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2024. https://reference.wolfram.com/language/ref/$UserBasePacletsDirectory.html.
APA
Wolfram Language. (2020). $UserBasePacletsDirectory. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/$UserBasePacletsDirectory.html