AllowScriptLevelChange
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分数やグリッドのオプションで,,, 等の演算子を,常に通常よりも小さい大きさで表示するかどうかを指定する.
詳細
- 分数はで,あるいは「挿入」▶「タイプセット」▶「分数」メニュー項目で作ることができる.
- ある種の書式構文は選択が表示されるレベル,すなわちScriptLevelを変化させる.例えば, は の第2レベルにあるのでScriptLevel->2となる.デフォルトで,分数も分子と分母のScriptLevelを1増やす.例えば, のそれぞれの文字はScriptLevel->2である.デフォルトで,グリッドもその要素のScriptLevelを1増やす.例えば, 中の各文字はScriptLevel->2である.
- デフォルト設定のAllowScriptLevelChange->Trueのとき,グリッド中の各要素の ScriptLevelは分子と分母についてそれぞれ1ずつ大きくなる.つまり,LimitsPositioningの影響を受ける演算子は,ここに示すように通常よりも小さく見えるようになる.
- AllowScriptLevelChange->Falseの設定のときは,ScriptLevelは分子や分母,グリッド中の要素について1大きくはならない.言い換えるなら,選択部分のScriptLevelは,分数やグリッドの外側にあるときと同じ値になる.この設定では,分数やフリッド内の部分式の ScriptLevelは0でもよい.こうすると,ここに示したように,,, のような演算子がその本来の大きさとフォーマットになる.
- 選択された分数あるいはグリッドについて,AllowScriptLevelChangeはFractionBoxまたはGridBoxのオプションとして設定され,選択されたもののみに適用される.
- セルレベルでは,AllowScriptLevelChangeはセルのFractionBoxOptions(またはGridBoxOptions )のサブオプションとして設定され,セル中の任意の分数またはグリッドのAllowScriptLevelChangeのデフォルトの設定値を指定する.
Wolfram Research (2000), AllowScriptLevelChange, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowScriptLevelChange.html.
テキスト
Wolfram Research (2000), AllowScriptLevelChange, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowScriptLevelChange.html.
CMS
Wolfram Language. 2000. "AllowScriptLevelChange." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowScriptLevelChange.html.
APA
Wolfram Language. (2000). AllowScriptLevelChange. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowScriptLevelChange.html