AllowedHeads

AllowedHeads

関数が降りていくかもしれない部分式の頭部を指定するオプションである.

詳細

  • 関数によってAllowedHeadsのデフォルト設定は異なる.
  • 以下は,使用可能なAllowedHeadsオプションの設定である.
  • Automaticデフォルト設定
    InheritedHead[expr]のみを許す
    All任意の通常の式の頭部を許す
    h頭部 h のみを許す
    {h1,}h1,の任意のものを許す
    h1|h2|hiが互換であるとみなす
    Full通常の式の頭部すべてが互換であるとみなす
  • AllowedHeadsにとって,通常の式の頭部とは,AtomQAssociation,あるいはSparseArrayNumericArrayQuantityArray等の特別な配列オブジェクトではない式の頭部である.
  • Dimensionsのような関数では,設定AllowedHeads->{h1,h2,}の指定レベルの全要素の頭部が等しくなければならない.AllowedHeads->{,g1|g2|,}とすると,任意の giが指定レベルの頭部として使える.

例題

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  (4)

頭部がListのネストした式だけを考慮する:

デフォルトで,任意の頭部を持つネストした式は配列であるとみなされる:

頭部がListのネストした式だけを考慮する:

デフォルトで,任意の頭部を持つネストした矩形の式は配列であるとみなされる:

最も外側の頭部の中を合計する:

fgの両方の頭部の中を合計する:

スコープ  (3)

デフォルトで,Totalはリスト表現と連想の中しか合計しない:

いくつかの特定の頭部の中を合計する:

任意の頭部の中を合計する:

配列の各レベルで任意の頭部を許す:

配列は,各レベルに一貫した頭部を持つ:

頭部を完全に無視して式の木構造にのみ注目する:

頭部gと頭部hが同じであるとみなす:

このより強い等価性がなければ,式は一次元であるとみなされる:

アプリケーション  (1)

行列のリストだけを許すMatrixQのバージョンを作成する:

テストするためにいくつかの式を作成する:

関数matrixQは,行列でもあり頭部Listも持つlistMatに対してのみTrueを与える:

MatrixQは既知の任意の配列タイプの行列に対してTrueを与える:

特性と関係  (2)

頭部が除外されると,AllowedHeadsの値に対してネストした式がテストされなくなる:

fListの両方が許されるなら,内側のリストもテストされ合計される:

AllowedHeads->Automaticの意味は,関数によって異なることがある:

Wolfram Research (2019), AllowedHeads, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowedHeads.html (2020年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2019), AllowedHeads, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowedHeads.html (2020年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2019. "AllowedHeads." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowedHeads.html.

APA

Wolfram Language. (2019). AllowedHeads. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AllowedHeads.html

BibTeX

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