AlphabeticOrder
AlphabeticOrder["string1","string2"]
"string1"がアルファベット(字母)順で"string2"の前に来る場合は1を,後ろに来る場合は-1,両者が等しい場合は0を与える.
AlphabeticOrder["string1","string2",lang]
言語 lang に適した並べ順を使う.
AlphabeticOrder[lang]
"string1","string2"に適用された場合に文字列を比較する演算子形を表す.
詳細とオプション
- 言語は,LanguageDataで使われるような言語の標準名あるいは言語実体を使って指定することができる.Alphabetで使われるアルファベット(字母)指定も使うことができる.
- デフォルトの言語は$Languageである.
- 使用可能なオプション
-
CaseOrdering Automatic 大文字小文字をどのように順序付けるか IgnoreCase False 順序付けの際に大文字小文字の違いを無視するかどうか IgnoreDiacritics False 順序付けの際に付加記号を無視するかどうか IgnorePunctuation False 順序付けの際に句読記号を無視するかどうか Language $Language 仮定する言語あるいはアルファベット(字母) - AlphabeticOrder[…,lang]で言語が明示的に指定されている場合は,その言語がLanguageオプションより優先される.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (4)
オプション (8)
CaseOrdering (2)
CaseOrdering->"LowerFirst"は小文字を大文字の前に置く.多くの文字でこれがデフォルトになっている:
CaseOrdering->"UpperFirst"は,大文字を小文字の前に置く:
IgnoreCase (2)
IgnoreDiacritics (3)
IgnoreDiacritics->Trueとすると,比較はアルファベット(字母)の基本文字についてのみ行われる:
付加記号のついた文字が指定されたアルファベット(字母)の基本部分であるとみなされる場合,IgnoreDiacriticsはそれらの文字に影響しない:
IgnoreDiacriticsオプションは,IgnoreCaseのようなその他の任意のオプションと組み合せることができる:
IgnorePunctuation (1)
IgnorePunctuation->Trueとすると,文字列を比較する前に句読記号が除かれる:
アプリケーション (2)
特性と関係 (4)
AlphabeticOrderの演算子形を使って,同じ言語のAlphabetがすでに順序付けられていることを確かめる:
英語以外の言語では,AlphabeticOrderとOrderの結果が異なることがある:
言語によっては,IgnoreDiacriticsはRemoveDiacriticsを最初に適用した場合とは結果が異なることがある:
AlphabeticSortはAlphabeticOrderをその順序関数として使う:
テキスト
Wolfram Research (2015), AlphabeticOrder, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/AlphabeticOrder.html.
CMS
Wolfram Language. 2015. "AlphabeticOrder." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/AlphabeticOrder.html.
APA
Wolfram Language. (2015). AlphabeticOrder. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/AlphabeticOrder.html