Ask
Ask["key"]
AskFunction内で使う構造で,key と関連付けられた値を与え,それがまだ未知である場合はインタラクティブに尋ねる.
Ask["key"formspec]
formspec を使って入力の要求と解釈の仕方を定義する.
Ask[{"key1","key2",…}]
必要があればインタラクティブに求め,すべての keyiに関連付けられた値を与える.
Ask[{"key1"->formspec1,"key2"->formspec2,…}]
formspeciを使って keyiについての入力の要求と解釈の仕方を定義する.
詳細
- AskFunction[{…,"key"->spec,…},body]の評価でAsk["key"]が最初に発生すると,"key"と関連付けられた値がフォームと spec で指定された解釈を使ってインタラクティブに要求される.続くAsk["key"]の評価は保存された値を返す.
- Ask["key"]は,"key"をどのように尋ねるかの指定を与えないAskFunction内で評価される場合は,Ask["key"->"String"]と等価であるとみなされる.
- Ask["key"]を使って"key"について求まった値は,続くAskAppend[…]構造の評価を通して変更することが,またAskConfirm[…]を通して削除することができる.
- AskFunction内でどのようにキーについて尋ねるかが指定されている場合,それはそれ自身が含むAsk構造内で与える指定を無効にする.AskFunction内では何も指定されていない場合は,最初に評価されるAsk内の指定が使われる.
- Ask["key"]=value またはAsk["key"]:=value を使ってAskFunction内のキーに関連付けられた値がすでに設定されていない場合に,これを設定することができる.
- Ask["key"]=.は,AskFunction内のキーに関連付けられた値の設定を外し,事実上AskFunction内の評価を"key"の値が求められた以前の点に戻す.
例題
すべて開くすべて閉じる一般化と拡張 (6)
特性と関係 (4)
AskAppendの前にAskを使うと,結果を加える前に最初の答がリストとして囲まれる:
AskAppendの後でAskを使うと,フォームの表示なしで現在既知である値のリストが返される:
AskConfirmを使って値が未知の時点に評価を巻き戻すことができる.AskAppendについての負の出力で削除されたAskの値は再度尋ねられる:
キーに関連付けられた値の設定を解除することで,AskConfirmの設定を行うことができる:
テキスト
Wolfram Research (2016), Ask, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Ask.html (2017年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2016. "Ask." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2017. https://reference.wolfram.com/language/ref/Ask.html.
APA
Wolfram Language. (2016). Ask. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Ask.html