Check

Check[expr,failexpr]

expr を評価し,結果を返す.ただし,メッセージが作成された場合は failexpr を返す.

Check[expr,failexpr,{s1::t1,s2::t2,}]

指定されたメッセージに限ってチェックする.

Check[expr,failexpr,"name"]

名前付きメッセージグループのメッセージだけをチェックする.

詳細

  • Checkは属性HoldAllを持つ.
  • CheckOffによって抑制されたメッセージや内部でQuietによって抑制されたメセージについてはテストしない.
  • Checkの操作はQuietの内側に包み込まれても影響しない.
  • Check[expr,failexpr,"name"]において,使用可能な名前付きのメッセージ集合は$MessageGroupsで与えられる.
  • s::t の形式の明示的なメッセージ名を名前付きメッセージグループと混ぜることができる.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (2)

任意のメッセージが生成されると err を返す:

特定のメッセージだけをチェックする:

スコープ  (3)

特定の関数からのメッセージをチェックする:

ArcTan::indetCheckがキャッチできない:

頭部Generalを使って任意の関数からのメッセージをキャッチする:

複数のメッセージをキャッチする:

名前付きの群からのメッセージをチェックする:

アプリケーション  (1)

CheckQuietを使って,関数が適用されない場合に引数に値を与える:

この関数は,引数が長さ4未満の文字列の場合は単純にその引数を返す:

CheckQuietがないと,中間入力は未評価メッセージとともにで返される:

特性と関係  (3)

Checkは,メッセージの生成を妨げない:

Checkは内部のQuietによって抑制されたメッセージは検知しない:

Checkの操作はQuietの中に置かれてもその影響は受けない:

Checkはオフにされたメッセージについては報告しない:

メッセージを回復する:

考えられる問題  (1)

ネストされたCheckは,囲い込んでいるCheckについてのメッセージは抑制しない:

中間的なQuietを使って囲い込んでいるCheckがメッセージに反応するのを抑制することができる:

Wolfram Research (1988), Check, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Check.html (2008年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1988), Check, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Check.html (2008年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1988. "Check." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2008. https://reference.wolfram.com/language/ref/Check.html.

APA

Wolfram Language. (1988). Check. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Check.html

BibTeX

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BibLaTeX

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