ConstructColumns

ConstructColumns[tab,{col1,col2,}]

表形式データ tab から列 coliを抽出することで形成された新規表形式データを構築する.

ConstructColumns[tab,{ncol1f1,ncol2f2,}]

関数 fitab の各行に適用することで構築された列 ncoliを持つ新たな表形式データを返す.

ConstructColumns[cspec]

表形式データに適用可能なConstructColumnsの演算子形を表す.

詳細とオプション

  • ConstructColumnsは,列の作成として知られている.
  • ConstructColumnsは,通常,指定されていないものをすべて削除してデータの新規列を抽出または構築するために使われる.
  • 次は,表形式データ tab の可能な形式である.
  • Tabular[]型に一貫性がある表形式オブジェクト
    Dataset[]一般的な階層型データ
    {assoc1,assoc2,}共通キーの連想のリスト
    matrixデータの行列
  • {,col,ncolf,}のように混合型の列指定は.結果において新規列 ncol が列 col の後ろに置かれなければならないことを示す.列 col は新規列の挿入のためのアンカー列と呼ばれる.
  • ConstructColumns[tab,{f1,f2,}]は,任意の表形式データ tab について,tab の各行に関数 fiを適用することで列 i が構築された新規の表形式データを返す.
  • 関数 fiは,入力の表形式データ tab の個々の行に適用される.行は,tab に列キーがある場合は連想<|col1val1,|>に,tab に列キーがない場合はリスト{val1,}になる.
  • ConstructColumns[tab,col]ConstructColumns[tab,{col}]に等しい.
  • ConstructColumns[cspec][tab]ConstructColumns[tab,cspec]に等しい.

例題

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  (2)

2つの列"a""b"の差を新規列"c"に構築する:

"a"を結果の新規列の前に含める:

新規列の後ろに含める:

Tabularオブジェクトから単一の列を抽出する:

スコープ  (13)

抽出  (7)

Tabularから1列抽出する:

これは,その列だけを含むリストを使うことに等しい:

Part抽出は"date"{"date"}では異なる結果を返す:

Tabularオブジェクトから複数の列を抽出する:

これは,Part抽出を使うことに等しい:

ConstructColumnsはもとの列順を保持するが, Partは与えられた新たな順序を使う:

関数表記を使って列を抽出する:

既存の列名を使うと順序が保持されるが,新たなキーを使うと列が並べ替えられる:

ConstructColumnsの演算子形を使って列を抽出する:

Datasetオブジェクトから列を抽出する:

連想のリストから列を抽出する:

任意の行の欠落項目は,Missing式として報告される:

ConstructColumnsに第2引数に関数のリストを使って行列から列を抽出する:

Part抽出はより直接的な構文を与える:

作成  (3)

3列あるTabularオブジェクトを取る:

指定された関数を使って2列を計算した別のTabularオブジェクトを構築する:

関数は各行を連想として受け取る:

3列で列のキーがないTabularオブジェクトを取る:

行の関数のリストによって与えられたように列を計算して別のTabularオブジェクトを構築する:

f の代りにApply[f]を使って各列を別々の番号付きスロットで扱う:

関数は各行を値のリストとして受け取る:

連想のリストから新たな列を作成する:

列ごとの演算  (3)

ColumnwiseValueを使って列の平均をその値から引く:

これは,まず平均値を計算して次に各行からこれを引くことに等しい:

このTabularオブジェクトの列のどの要素が中央値より上になるか求める:

中央値は,まず最初に計算され,これが各行の計算で使われる:

ColumnwiseThreadを使って列全体のベクトル値変換を計算する:

ColumnwiseValueを使うと各行について同じリストが与えられる:

アプリケーション  (2)

気象データ  (1)

JFK空港からの,摂氏,ミリバール,km/時による気象データ:

少なくとも欠落値が1つある行を削除する:

体感温度を定義する(数式を単位データに合わせる):

新規列ともとのデータから選択した数列でTabularオブジェクトを作成する:

可視化する:

オゾン濃度の測定  (1)

ロサンゼルスの月ごとのオゾン濃度のデータのTabularオブジェクトを取る:

各年の記述統計を計算する:

四分位数の年次系列をプロットする:

特性と関係  (2)

ConstructColumnsDeleteColumnsを補完する操作である:

1列抽出する:

2列削除する:

ConstructColumnsはリストされた列しか保持しない:

TransformColumnsは,変換されていないすべての列を保持する:

Wolfram Research (2025), ConstructColumns, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConstructColumns.html.

テキスト

Wolfram Research (2025), ConstructColumns, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ConstructColumns.html.

CMS

Wolfram Language. 2025. "ConstructColumns." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/ConstructColumns.html.

APA

Wolfram Language. (2025). ConstructColumns. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ConstructColumns.html

BibTeX

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BibLaTeX

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