CopyFile
CopyFile[file1,file2]
ローカル,リモート,あるいはクラウドのファイル file1から,ローカル,リモート,あるいはクラウドのファイル file2にコピーする.
詳細とオプション
- CopyFileは,次の形のファイル指定を取る.
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"path" 指定された相対パスあるいは絶対パスで与えられたローカルファイル File["path"] path で指定されたローカルファイル RemoteFile[url] url で指定されたリモートファイル URL["url"] Webあるいは他のURL LocalObject[…] 永続的ローカルオブジェクト CloudObject[…] クラウドオブジェクト ExternalStorageObject[…] 外部のストレージオブジェクト(例:IPFS,Dropbox) - CopyFile[src,dest]の src は,以下のいずれかのスキームのURLで指定できる.
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http: HTTPプロトコル https: 安全なHTTPプロトコル ftp: ファイル転送プロトコル sftp: 安全なファイル転送プロトコル scp: 安全なコピープロトコル file: ローカルファイル - ターゲット dest は,以下のいずれかのスキームのURLで指定できる.
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sftp: SFTPプロトコルでアクセス可能なリモートファイル scp: SCPプロトコルでアクセス可能なリモートファイル file: ローカルファイル - RemoteFile["url",Authentication->auth]を使って,安全なファイル転送およびコピープロトコルの認証情報が指定できる.
- CopyFileは,file2の変更日を file1と同じ設定にする.
- CopyFileは,コピー先のファイルの完全名を返し,コピーができないときには$Failedを返す.
- CopyFileは,クラウドオブジェクトにコピーするときはそのCloudObject式を返す.
- CopyFileが作成したクラウドオブジェクトには,$Permissionsで指定されたパーミッションが割り当てられる.
- CopyFileには次のオプションがある.
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OverwriteTarget False ターゲットファイルが既存の場合に上書きするかどうか
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (7)
ローカルファイルシステムからWolfram Cloudにファイルをコピーする:
クラウドオブジェクトをWolfram Cloud内の別の場所にコピーする:
クラウドオブジェクトをローカルファイルシステムにコピーする:
Fileオブジェクトとして指定されたファイルをコピーする:
CopyFileは,ローカルファイル,ローカルオブジェクト,クラウドオブジェクト間でコピーできる:
保護プロトコルscpを使ってリモートマシンにファイルをコピーする:
保護プロトコルscpを使ってリモートマシンからファイルをコピーする:
保護プロトコルsftpを使ってリモートマシンにファイルをコピーする:
保護プロトコルsftpを使ってリモートマシンからファイルをコピーする:
ExternalStorageObjectからローカルファイルにコピーする:
ExternalStorageObjectからクラウドオブジェクトにコピーする:
考えられる問題 (1)
クラウドへのコピーにはCloudObjectラッパーが必要である:
テキスト
Wolfram Research (1991), CopyFile, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/CopyFile.html (2020年に更新).
CMS
Wolfram Language. 1991. "CopyFile." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2020. https://reference.wolfram.com/language/ref/CopyFile.html.
APA
Wolfram Language. (1991). CopyFile. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/CopyFile.html