DiffObject
DiffObject[v, type, data]
指定された型のオブジェクトを変換するための,一連の差分を表す.
詳細
- DiffObjectは,DiffおよびDiff3によって生成される.
- 認識される型には,"Elements","Characters","Words","Lines","Cells","Notebooks"がある.
- 三者比較の型には,{"Elements", 3}や{"Characters", 3}等がある.
- data 引数は,差分についての詳細情報とそれを生成した比較についてのメタデータを含むAssociationである.
- 表示の際,典型的なDiffObjectは差分表現とそれを探索するためのインターフェースを表示する.
- obj がDiffObjectなら,obj[prop]は要求された特性の値を,obj[{prop1, prop2, …}]は要求された特性値の連想を返す.
- 次は,使用可能な特性である.
-
"Properties" 使用可能な特性名のリスト "Type" 型 "Changes" 生の変更データ "Matches" 要素のマッチングを表す変更 "Insertions" 挿入を表す変更 "Deletions" 削除を表す変更 "Edits" 編集された要素を表す変更 "Conflicts" 衝突を生む変更 "SummaryString" 変更の簡単な要約 "LabeledChanges" ラベル付きの変更 "MetadataInfo" 追加情報 "DefaultFormat" このオブジェクトのデフォルトのフォーマットの名前 "Formats" このオブジェクトについてサポートされるフォーマットのリスト - obj がフォーマット fmt をサポートするDiffObjectなら,obj[fmt]はそれを表示する.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (2)
DiffはDiffObjectを生成する:
DiffObjectから差分についての情報を抽出する:
DiffObjectの要約を得る:
Diffが衝突を見付けると,その衝突はDiffObjectに反映される:
衝突を表す個々の変更がDiffObjectから抽出できる:
スコープ (2)
特性と関係 (1)
DiffApplyはDiffObjectを式に適用する:
考えられる問題 (1)
DiffObjectが現行のパクレットでは認識されないバージョン番号あるいは構造を持つときは,形式がそれを反映する:
Wolfram Research (2024), DiffObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffObject.html.
テキスト
Wolfram Research (2024), DiffObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffObject.html.
CMS
Wolfram Language. 2024. "DiffObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffObject.html.
APA
Wolfram Language. (2024). DiffObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DiffObject.html