Discard

Discard[data,crit]

crit[ei]Trueになる data のすべての要素 eiを削除する.

Discard[data,critprop]

残された要素の特性 prop を返す.

Discard[data,crit,n]

crit[ei]Trueになる最初の n 個の要素を削除する.

Discard[crit]

式に適用可能なDiscardの演算子形を表す.

詳細

  • Discardは,指定された基準 critFalseとなる要素を保持する.
  • data は,次の追加的な形式と解釈を持つことができる.
  • {e1,e2,}値のリスト »
    f[e1,e2,]任意の頭部 f »
    Association[]値の連想 »
    QuantityArray[]数量配列またはその他の構造化配列
    Tabular[]一貫した型の表形式データ »
    TabularColumn[]一貫した型の列データ »
    Dataset[]階層データを生成する
  • 特性 prop は,次の追加的な形式と解釈を持つことができる.
  • "Element"残りの値 »
    "Index"残りの値のインデックス »
    "BitVectorMask"選択された値にはTrueを,それ以外にはFalseを返すブールマスク »
    {prop1,prop2,}複数の形式のリスト »
    All要素,インデックス,ビットベクトルマスクを与える連想 »
  • Discard[crit][data]Discard[data,crit]に等しい.

例題

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  (6)

偶数要素を削除する:

残っている要素のインデックスを返す:

選択された最初の式だけを削除する:

Discardの演算子形を使う:

DiscardAssociationの中の値を操作する:

Tabularオブジェクトの行を削除する:

スコープ  (15)

基本的な用法  (5)

x を含むペアを削除する:

x を含むペアを2つまで削除する:

純関数を使って各要素をテストする:

選択基準として演算子形を使う:

Discardを演算子形で使う:

入力データ  (5)

Discardは,Listだけでなく任意の頭部に使える:

DiscardAssociation内の値に使うことができる:

Discardは,ベクトルSparseArrayオブジェクトに使うことができる:

結果は,疎でなければリストかもしれない:

DiscardTabularオブジェクトに使うことができる:

偶数の日付をすべて削除する:

日付の分布は一様である:

名前付きの列があるTabularオブジェクトにDiscardを使う:

最後の列の日付が営業日である行を削除する:

特性の形式  (5)

残った要素を返す:

残った要素のインデックスを返す:

データのブールマスクを返す:

2つの形式を返す:

すべての特性を持つ連想を返す:

アプリケーション  (8)

100までの数のうち4で割り切れるものを削除する:

逆に読んでも同じになる4個一組の最初の3つを削除する:

行列式が2未満の0と1からなる3×3行列を削除する:

単位円内にある固有値を削除する:

名前が36文字以上の組込みのWolfram言語オブジェクトを求める:

積から数量を取り除く:

円板内にある点の比を求めることで の近似を求める:

JFK空港からの気象データ:

TabularStructureを使って欠落データの数を調べる:

少なくとも2つの欠落値がある行を削除する:

特性と関係  (3)

DiscardSelectを補完する:

DiscardCasesに似ているが,パターンの代りに関数を使う点が違う:

要素の和が10より大きいリストを削除する:

Casesを使って同じ結果を得る:

偶数要素を削除する:

GatherByを使って奇数要素と偶数要素を分離する:

GroupByを使って基準関数の結果を明示的にキーとして持つ連想を構築する:

考えられる問題  (2)

Discardは基準を適用すると明示的にTrueが返される要素を削除する:

どちらの不等式もTrueにならないため,記号オブジェクトxは両方の場合に含まれる:

入力式の頭部はデフォルトの"Element"特性についてのみ保持される:

Wolfram Research (2025), Discard, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Discard.html.

テキスト

Wolfram Research (2025), Discard, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/Discard.html.

CMS

Wolfram Language. 2025. "Discard." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/Discard.html.

APA

Wolfram Language. (2025). Discard. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/Discard.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_discard, author="Wolfram Research", title="{Discard}", year="2025", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/Discard.html}", note=[Accessed: 15-January-2025 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_discard, organization={Wolfram Research}, title={Discard}, year={2025}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/Discard.html}, note=[Accessed: 15-January-2025 ]}