DownValuesFunction

DownValuesFunction[sym]

コンパイルする際に sym に添付された定義を使う関数を表す.

詳細

例題

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  (1)

二乗関数を定義し,その定義を使って整数型の場合のコンパイルされた関数を作成する:

コンパイルされた関数を整数引数で使う:

あるいは,FunctionDeclarationを使って関数の定義と型指定を関連付けることもできる:

結果は同じである:

スコープ  (5)

複数の定義  (5)

同じシンボルに添付された複数の定義を使うことができる:

宣言を行い,定義を使う関数をコンパイルする:

次は条件を使う定義を呼び出す:

次はリテラルの2を使う定義を呼び出す:

次は,最後のキャッチオール定義を呼び出す:

シンボルに添付された定義は異なる型の複数の宣言で使うことができる:

異なる型の2つの宣言を行い,それぞれを使う関数をコンパイルする:

整数のケースを呼び出す:

実数のケースを呼び出す:

シンボルに添付された定義は多様型で宣言することができる:

異なる型の2つの宣言を行い,それぞれを使う関数をコンパイルする:

整数のケースを呼び出す:

実数のケースを呼び出す:

シンボル定義を使う関数宣言はそれ自身を呼び出すことができる:

宣言を行い,それを使って関数をコンパイルする:

関数を呼び出す:

すべての入力には適用されない関数宣言は,述語を使って除外できる:

ポリモーフィックな宣言を行う:

次はブール型に対してコンパイルされるが,Floorケースの述語はコンパイル時にFalseであることがわかっているため削除される:

次は,実数型にコンパイルされ,Floorを持つブランチを使う:

アプリケーション  (1)

シンボル定義  (1)

シンボル定義を使う宣言は,宣言が複数回使われる場合に便利である:

シンボルを参照するFunctionDeclaration

このシンボルを使う関数:

関数用にコンパイルされたコード:

作成されたデータに基づくベクトルプロット:

コンパイルされたバージョンの方がはるかに速い:

出力のアニメーション:

考えられる問題  (3)

更新  (2)

DownValuesFunctionはコンパイルを実行する際に使用された定義を使う:

結果はコンパイルが終了すると所定の定義を使う:

KernelFunctionは計算が行われた際に使われた定義を使う:

結果は計算が終了すると所定の定義を使う:

定義の制約  (1)

すべてのケースに適用される定義がなければ,エラーケースが追加される:

次は問題なく動作する:

次は,エラーケースをトリガする:

頭部指定があるパターンはサポートされていない:

複合設定はサポートされていない:

列パターンはサポートされていない:

任意のパターンはサポートされていない:

代替パターンはサポートされていない:

代替パターンはサポートされていない:

ホールドされたパターンはサポートされていない:

逐語的パターンはサポートされていない:

パターン定義のブランチはすべて一貫した型でなければならない:

Wolfram Research (2022), DownValuesFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValuesFunction.html.

テキスト

Wolfram Research (2022), DownValuesFunction, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValuesFunction.html.

CMS

Wolfram Language. 2022. "DownValuesFunction." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValuesFunction.html.

APA

Wolfram Language. (2022). DownValuesFunction. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/DownValuesFunction.html

BibTeX

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BibLaTeX

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