ExternalStorageUpload

ExternalStorageUpload[file]

$ExternalStorageBaseで指定される外部ストレージに file をアップロードする.

ExternalStorageUpload[file,dest]

サポートされる外部ストレージサービスの特定の宛先 destfile をアップロードする.

ExternalStorageUpload[filedest]

サポートされる外部ストレージサービスの特定の宛先 destfile をアップロードする.

ExternalStorageUpload[{file1,file2,},dest]

サポートされる外部ストレージサービスの特定の宛先 dest にファイルのリストをアップロードする.

ExternalStorageUpload[{file1,file2,}dest]

サポートされる外部ストレージサービスの特定の宛先 dest にファイルのリストをアップロードする.

ExternalStorageUpload[{file1dest1,file2dest2,}]

サポートされる外部ストレージサービスの特定の宛先にファイルのリストをアップロードする.

詳細とオプション

  • ExternalStorageUploadExternalStorageObjectを返す.
  • デフォルトの外部ストレージは$ExternalStorageBaseで与えられる.
  • 次は,dest の可能な形式である.
  • "path"外部ストレージサービス(例:Dropbox)内のパス
    "bucket"外部ストレージサービス(例:Amazon S3)内のバケット名
    "bucket/key"外部ストレージサービス(例:Amazon S3)内のバケット名と鍵
    "bucket/prefix/"外部ストレージサービス(例:Amazon S3)内のバケット名と接頭辞
    "uri"外部ストレージサービスのURI(例:Amazon S3 URI)
    {"dest1","dest2",}外部ストレージサービス内のパス,バケットあるいはURIのリスト
    ExternalStorageObject[]外部ストレージオブジェクト
  • パスをサポートする外部ストレージサービスの代表的なものとして,DropboxとAmazon S3がある.IPFSはパスをサポートしない.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (5)

IPFS(InterPlanetary File System)にファイルをアップロードする:

Dropboxにファイルをアップロードする:

ExternalStorageObjectをターゲットとして使ってファイルをアップロードする:

複数のファイルAmazon S3バケットをにアップロードする:

複数のファイルをAmazon S3バケットの特定の宛先にアップロードする:

スコープ  (8)

シングルパス  (6)

デフォルトの宛先  (1)

デフォルトのターゲットパスを使ってファイルをDropboxにアップロードする:

宛先指定  (5)

ターゲットパスを指定してファイルをDropboxにアップロードする:

ファイルをDropboxにアップロー=どする.ターゲットのディレクトリは,存在しない場合は作成される:

ファイルをAmazon S3バケットにアップロードする:

ファイルをAmazon S3バケット内の特定のパスにアップロードする:

filedestination という構文を使って同じ結果を得る:

Amazon S3 URIを与えることで,ファイルをAmazon S3バケットの特定のパスにアップロードする:

複数のパス  (2)

複数のファイルをAmazon S3バケットにアップロードする:

{file1,file2,}destination という構文を使って同じ結果を得る:

複数のファイルを Amazon S3バケット内の特定の宛先にアップロードする:

{file1,file2,}{dest1,dest2,}という構文を使って同じ結果を得る:

第1引数として規則のリストを与えても特定の宛先にファイルがアップロードできる:

オプション  (7)

ExternalStorageBase  (6)

Amazon S3  (4)

ファイルをAmazon S3バケットにアップロードする:

ファイルをAmazon S3バケット内の特定のパスにアップロードする:

複数のファイルをAmazon S3バケットにアップロードする:

複数のファイルをAmazon S3バケット内の特定の宛先にアップロードする:

Dropbox  (1)

Dropboxにファイルをアップロードする:

IPFS  (1)

IPFSにファイルをアップロードする.IPFS内のファイルは自動的に提供されるコンテンツID(CID)で識別されるので,ターゲットパスは必要ない:

OverwriteTarget  (1)

デフォルトで,ExternalStorageUploadは,既存のパスに別のファイルがアップロードされてもファイルを上書きしない.新規ファイルをアップロードする:

同じパスに新規ファイルをアップロードする:

新たなファイルが作られる:

OverwriteTargetオプションをTrueに設定すると,ターゲットファイルが置き換えられる:

特性と関係  (2)

ExternalStorageBaseオプションは,すでに作成された接続からServiceObjectを値として使うことができる:

CopyFileは外部ストレージサービスにローカルファイルをアップロードするための指定としてExternalStorageObjectもサポートする:

考えられる問題  (1)

IPFSはコンテンツID(CID)を管理する:

IPFSでは特定のExternalStorageObjectにアップロードすることはできない:

Wolfram Research (2020), ExternalStorageUpload, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ExternalStorageUpload.html (2021年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2020), ExternalStorageUpload, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/ExternalStorageUpload.html (2021年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2020. "ExternalStorageUpload." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2021. https://reference.wolfram.com/language/ref/ExternalStorageUpload.html.

APA

Wolfram Language. (2020). ExternalStorageUpload. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/ExternalStorageUpload.html

BibTeX

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BibLaTeX

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