HermiteDecomposition
整数行列 の分解からエルミート(Hermite)正規形分解を与える.
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (12)
基本的な用法 (8)
HermiteDecompositionを有理行列に使う:
特殊行列 (4)
アプリケーション (3)
HermiteDecompositionを使って2つの整数格子が等しいかどうかを決めることができる.格子の生成元が行行列に置かれたなら,対応する行列のエルミート分解の 行列が等しいときかつそのときに限り格子は等しい., , と, , によって生成された格子について考える:
と の 行列は等しいので,生成元の2つの集合は同じ格子を作成する:
全体的な符号まで同じ簡約をもたらすLatticeReduceを使って結果を確認する:
ReduceはHermiteDecompositionを使って線形ディオファントス方程式を解く:
スミス(Smith)分解はエルミート分解を2回繰り返した際にしばしば見付かる:
HermiteDecompositionの最初の使用でユニモジュラ行列と上三角行列が与えられる:
2回目の使用(への適用)で別のユニモジュラ行列と対角行列が与えられる:
SmithDecompositionの結果を使って ,,を計算する:
特性と関係 (7)
HermiteDecompositionはユニモジュラ行列と上三角行列を返す:
ユニモジュラ行列のDetの絶対値は1である:
ユニモジュラ整数行列の逆行列(Inverse)は整数行列である:
行列 とHermiteDecomposition[a]の 行列は同じ次元を持つ:
このことは,行列が複素行列のときは結果の実部と虚部にも拡張される:
HermiteDecompositionとQRDecompositionの両方がユニモジュラ行列と三角行列を与える:
HermiteDecompositionについては,分解は で返される行列は整数行列である:
QRDecompositionについては,分解は で返される行列は任意の値を持つことができる:
の要素は,m の行によって生成された格子の上三角基底を形成する:
LatticeReduceはより短いベクトルからなる基底を返す:
テキスト
Wolfram Research (2007), HermiteDecomposition, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/HermiteDecomposition.html.
CMS
Wolfram Language. 2007. "HermiteDecomposition." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/HermiteDecomposition.html.
APA
Wolfram Language. (2007). HermiteDecomposition. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/HermiteDecomposition.html