InterpretationBoxOptions
InterpretationBoxの設定を指定する選択範囲のオプションである.
詳細
- 典型的な用法はInterpretationBoxOptions->{opt1->val1,opt2->val2,…}である.
- 以下のサブオプションが設定できる.
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AutoDelete False InterpretationBoxボックスを自動的に削除するかどうかを指定 BaseStyle {} ベーススタイル指定 DeletionWarning False InterpretationBoxボックス内の式を削除したときに,警告を出すようにするかどうかを指定 Editable False InterpretationBoxボックス内の式がフロントエンドでインタラクティブに編集可能かどうかを指定 Selectable Automatic InterpretationBoxボックス中の式が選択可能かどうかを指定 SyntaxForm Automatic InterpretationBoxボックス内の式が演算子とみなされた場合の式の優先度を指定 - デフォルト設定のEditable->Automaticでは,InterpretationBoxオブジェクトは,それが含まれるセルのEditable設定を継承する.つまり,InterpretationBoxが編集可能セルにある場合のみInterpretationBoxのコンテンツは編集可能である.
- デフォルト設定のSelectable->Automaticでは,InterpretationBoxボックスは,それが含まれるセルのSelectable設定を継承する.
- デフォルト設定のAutoDelete->Falseでは,コンテンツが変更された場合,InterpretationBoxは除かれない.
- AutoDelete->Trueではコンテンツが変更された場合,InterpretationBoxは除かれる.
- DeletionWarning->Trueでは,InterpretationBox内の式を最初に削除されようとしたときに,これを注意するダイアログボックスが表示される.これはInterpretationBoxインタラクティブに削除された場合,またはAutoDelete->Trueで,InterpretationBoxのコンテンツが編集されようとした場合に発生する.
- SyntaxFormは,InterpretationBox内の式と同じ優先度を持った演算子を含む文字列として定義される.例えば,SyntaxForm->"*"のように定義される.また,SyntaxFormを"a + b"と"+ a"と設定して,それぞれ挿入辞と接頭辞が区別できるようにすることもできる.
- デフォルト設定はSyntaxForm->Automaticであり,Wolfram言語はInterpretationBoxボックスの内容に従って自動的に優先度を定義する.
例題
Wolfram Research (1999), InterpretationBoxOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/InterpretationBoxOptions.html.
テキスト
Wolfram Research (1999), InterpretationBoxOptions, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/InterpretationBoxOptions.html.
CMS
Wolfram Language. 1999. "InterpretationBoxOptions." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/InterpretationBoxOptions.html.
APA
Wolfram Language. (1999). InterpretationBoxOptions. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/InterpretationBoxOptions.html