LicenseEntitlementObject
オンデマンドライセンス資格を表す.
id で指定される資格の資格オブジェクトを与える.
詳細
- オンデマンドライセンス資格は,その所有者のWolframアカウントにリンクされており,作成時に指定された制限内で,1つあるいは複数のWolfram Engineカーネルをアクティベートするために使用できる.
- オンデマンドライセンスを使用してアクティベートされたWolfram Engineカーネルは,使用状況をモニターするためにWolframライセンスサーバーと定期的に通信する.
- オンデマンドライセンスの使用の際は,資格所有者のサービスクレジットの残高に対して従量制で課金される.
- LicenseEntitlementObject[…][prop]は資格の特性を返す.
- 資格の使用可能な特性はLicenseEntitlementObject[…]["Properties"]で調べることができる.
- 次は,一般的な資格の特性である.
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"ActiveQ" 資格がアクセス可能で失効していなければTrue "CreationDate" 資格が作成された日 "CreditsSpent" 資格を使って実行されたカーネルが使用したクレジット数 "EntitlementID" 資格を識別する文字列 "ExpirationDate" 資格が失効する日 "LicenseExpirationDuration" 資格を使って作成されたライセンスの有効期間 "PolicyID" ライセンスポリシーID "PolicyName" 人間に可読なライセンスポリシー名,それが入手できない場合はNone - 次は,標準カーネルに関連する特性である.
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"StandardKernelActiveCount" 資格を使って実行中の標準カーネル数 "StandardKernelCost" 資格を使ってライセンスされた標準カーネルのコスト "StandardKernelLimit" 並列標準カーネルの最大数 - 次は,並列カーネルに関連する特性である.
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"ParallelKernelActiveCount" 資格を使って実行中のサブカーネルの数 "ParallelKernelCost" 資格を使ってライセンスされたサブカーネルのコスト "ParallelKernelLimit" 並列サブカーネルの最大数 - 資格オブジェクトまたは資格IDは,LicensingSettingsオプションを使ってRemoteBatchSubmitおよび同様の関数に渡すことができる.
- WolframScriptは,-entitlementフラグに資格IDを与えることで,オンデマンドライセンスで起動できる.
- LicenseEntitlementObjectはDeleteObjectを使って削除できる.
例題
Wolfram Research (2020), LicenseEntitlementObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LicenseEntitlementObject.html.
テキスト
Wolfram Research (2020), LicenseEntitlementObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LicenseEntitlementObject.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "LicenseEntitlementObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/LicenseEntitlementObject.html.
APA
Wolfram Language. (2020). LicenseEntitlementObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LicenseEntitlementObject.html