LinkReadyQ

LinkReadyQ[link]

link で指定されるWSTP接続待ち状態の式があるかどうかを判定する.

LinkReadyQ[link,t]

読み込み可能の式ができるまで最高で t 秒間待つ.

LinkReadyQ[{link1,link2,},t]

すべての linki を並列的に判定し,そのどれかが読み込み可能になり次第戻る.

詳細

  • linki は,LinkLaunchLinks等の関数の返すもののように,アクティブなLinkObjectでなければならない.
  • LinkReadyQ[{link1,link2,},t]は,linki のどれが読み込み可能かを示すTrueFalseのリストを返す.
  • LinkReadyQ[link]Trueを返すときにLinkRead[link]を使っても,通常の状況ではブロックすることはない.
  • 一方,LinkReadyQ[link]Falseを返すときにLinkRead[link]を使うとブロックしてしまい,link に読込み可能なデータが置かれるまで制御は戻らない.
  • LinkReadyQ[link]は単にデータがあるかどうかを判定するだけにとどまる.データが完全な式を表すものかどうかは調べない.
  • linkLinkActivateによってあるいは成功裏にデータを読み出したり書き込んだりすることでアクティベートされていないなら,LinkReadyQはリンクの相手側が確立されているかどうかをテストする.
  • LinkReadyQの基本形は,WSTPライブラリ関数のWSReady()に相当する.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

補助的なWolfram言語カーネルプロセスを起動する:

LinkReadyQは読み込まれるのを待っている式を報告するようになった:

式を読み込む:

リンクは空になった:

リンクを閉じる:

スコープ  (1)

LinkReadyQを使ってアクティブではないリンクがアクティベートできる状態かどうかを判断する:

リンクの相手側が確立されると,リンクはアクティベートできる状態になる:

Wolfram Research (1996), LinkReadyQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkReadyQ.html (2007年に更新).

テキスト

Wolfram Research (1996), LinkReadyQ, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkReadyQ.html (2007年に更新).

CMS

Wolfram Language. 1996. "LinkReadyQ." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2007. https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkReadyQ.html.

APA

Wolfram Language. (1996). LinkReadyQ. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/LinkReadyQ.html

BibTeX

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BibLaTeX

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