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Wolfram言語＆システムドキュメントセンター

NotebookEventActions

NotebookEventActions

NotebookEventActions

ノートブックのオプションであり，ノートブックとの関連で指定のイベントが起ったときに実行するアクションのリストを与える．

詳細

NotebookEventActions->{"event₁":>action₁,"event₂":>action₂,…}は，ノートブックとの関連で"event_i"が起った場合は常に action_i を評価するように指定する．
可能なイベント指定はEventHandlerの場合と同じで，以下が加わる．
"WindowClose" ウィンドウを閉じる
NotebookEventActionsの設定は，個々のノートブックよりもスタイルシートのレベルで行われることの方が多い．
デフォルトで，NotebookEventActionsでイベントに指定されているアクションは，Wolframシステムがそのイベントに対して行うであろういかなるデフォルトアクションをも無効にする．
デフォルトの動作は，NotebookEventActionsの設定値として与えられるリスト中のPassEventsDownあるいはPassEventsUpの規則を含むことで変更できる．

例題

すべて開くすべて閉じる

例 (1)

ノートブックが閉じられたときに特定のアクションを取るように設定する：

ノートブックが開いた状態のときには，kは変わらない：

ノートブックウィンドウを閉じるとkが1増加する：

スコープ (3)

ノートブックウィンドウを作る：

クリックされると色が変わるようにNotebookEventActionsを設定する：

ノートブックをクリックすると背景色が変わる：

キーが押されるとアクションが起るようにする：

"MouseDown"と"MouseUp"のアクションを定義する：

マウスボタンを押している間だけ背景色がピンクになる：

マウスを放すとノートブックの背景色はもとに戻る：

考えられる問題 (3)

このNotebookEventActionsの設定は，通常のキーの動作をブロックする：

を押すと背景色が変わるが，新規行は始まらない：

次は，"ReturnKeyDown"に指定されたアクションの一部として新規行を挿入する：

このノートブックでを押すと背景色が変わるだけでなく新規行も挿入される：

一旦活性化されると消えてしまうNotebookEventActionsの設定を指定する：

1回ので新規行を始めることなく背景色が変わる：

また，NotebookEventActionsがNoneにリセットされた：

今度は，のキー操作で通常通りに新規行が加えられる：

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