PacletObject

PacletObject[assoc]

ローカルマシンあるいはリモートのパクレットサイトにあるパクレットを表す.

PacletObject["name"]

name という名前のインストールされたパクレットを表す.

PacletObject["name""version"]

name という名前で version のインストールされたパクレットを表す.

PacletObject[File[]]

指定されたディレクトリあるいはパクレットアーカイブファイルにあるパクレットを表す.

詳細

  • PacletObjectはパクレットについてのメタデータの連想を含む.
  • PacletObject式は,PacletInstallPacletFindPacletFindRemoteのようなパクレット関数から得られることが多い.
  • PacletObject["name"]は,基本的に,First[PacletFind["name"]]と等しい.
  • assoc で使用可能なメタデータのキーには以下がある.
  • "Name"パクレットの名前(必須)
    "Version"バージョン文字列(必須)
    "WolframVersion"パクレットが互換であるWolfram言語のバージョン
    "SystemID"パクレットが互換である$SystemIDの値
    "ProductID"パクレットが限定されている製品名(例:"Mathematica")
    "Root"PacletInfo.wlファイルと相対的なコンテンツの位置
    "Loading"パクレットの.wlファイルをいつロードするか
    "AutoUpdating"パクレットが自動更新されるかどうか
    "Description"パクレットの短い説明
    "Category"機能を説明するカテゴリまたはカテゴリのリスト
    "Keywords"機能と関連するキーワード
    "Creator"製作者または製作会社の情報
    "Publisher"公開者の情報
    "DocumentationURL"パクレットのWebドキュメントのベースURL
    "URL"パクレットのホームページのURL
    "Support"サポートが受けられる場所
    "Icon"アイコン画像を含むファイルの相対パス
    "UUID"一意的ID
    "Extensions"パクレットが提供するものの指定
    "Location"パクレットの位置.ローカルパスあるいはパクレットサイトのURL
  • 特性記法PacletObject[]["prop"]を使ってパクレットオブジェクトからデータが抽出できる.
  • 抽出可能な特性には,上記の任意のメタデータのキーと以下が含まれる.
  • "Enabled"パクレットが有効かどうか
    "Context"パクレットがエキスポートするWolfram言語のコンテキスト
    "AssetLocation"パクレット内のファイルへのパスを得る
    "PacletInfo"AssociationとしてのPacletInfo.wlファイルのコンテンツ全体
    Allメタデータのリスト全体
  • PacletObjectInformationには次の特性が含まれる.
  • "Name"パクレット名(必須)
    "Version"バージョン文字列(必須)
    "WolframVersion"パクレットが互換であるWolfram言語のバージョン
    "SystemID"パクレットが互換である$SystemIDのリスト
    "Loading"パクレットの.wlファイルをいつロードするか
    "AutoUpdating"パクレットが自動更新されるかどうか
    "Enabled"パクレットが有効かどうか
    "Description"パクレットの短い説明
    "Category"機能を説明するカテゴリまたはカテゴリのリスト
    "Keywords"機能と関連するキーワード
    "Creator"製作者または製作会社の情報
    "URL"パクレットのホームページのURL
    "UUID"一意的ID
    "Context"パクレットがエキスポートするWolfram言語のコンテキスト
    "Location"パクレットの位置.ローカルパスあるいはパクレットサイトのURL

例題

すべて開くすべて閉じる

  (4)

WebSearchパクレットはWolframシステムの組込み成分である:

インストールされている場所を取得する:

特性の完全集合とその値を見る:

Wolframパクレットサーバ上にあるパクレットを調べる:

複数の特性を一度に抽出する:

InformationPacletObject式に使うことができる:

PacletObjectをインストールされたパクレットに対応しない名前に使っても失敗する:

スコープ  (1)

PacletObject式を直接作ることができる:

式をファイルに書き込んで,PacletInfo.wl記述子ファイルを作ることができる:

特性と関係  (3)

PacletFindは,ローカルにインストールされたパクレットに対してはPacletObject式を返す:

PacletFindRemoteは,パクレットのサイトからダウンロード可能なパクレットに対してはPacletObject式を返す:

PacletInstallPacletObjectを返す:

パクレットをアンインストールする:

Wolfram Research (2020), PacletObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PacletObject.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), PacletObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PacletObject.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "PacletObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PacletObject.html.

APA

Wolfram Language. (2020). PacletObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PacletObject.html

BibTeX

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BibLaTeX

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