PivotFromColumns

PivotFromColumns[tab,cols{vars, vals}]

ピボットすることで,列 cols を2つの列で置き換えた長い表を作成する.vars には列名が含まれ,vals には cols の値が含まれる.

PivotFromColumns[tab,{prule1,prule2,}]

ピボット規則 pruleiによって指定された列の複数の集合をピボットする.

詳細

  • PivotFromColumnsは集めてより長くピボットするとしても知られている.
  • PivotFromColumnsは,通常,例えば列のあるものが変数ではなく変数の値であるような場合に,構造的なデータクリーニング操作として使われる.PivotFromColumnsは,いくつかの列から値を集めて結果の表オブジェクトを長くすることで,変数と値の役割をピボットする.
  • PivotToColumnsは,事実上,PivotFromColumnsの逆関数である.
  • PivotFromColumnsにはTabularと同じオプションを使うことができる.

例題

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  (1)

複数の列のキーを"day"と呼ばれる列にピボットし,その値を"temp"と呼ばれる列にピボットする:

続けてPivotToColumnsを使って「high」と「low」の温度に列を分割する:

スコープ  (2)

G7諸国の人口のTabularオブジェクトを取る:

国の列名と人口値をピボットして"Country""Population"という新規列を作成する:

週末の気温と太陽についての情報の表形式データを取る:

気温の値の"high"と"low"の列をピボットする:

"sunrise""high"を,"sunset""low"をピボットする:

"sunrise""low"を,"sunset""high"をピボットすることもできる:

異なる値の列の長さが違うときは,両方の名前と値がMissingで埋められる:

アプリケーション  (2)

0メートル,30メートル,80メートルの異なる3つの深度レベルにおける土壌のpHの測定値のTabularオブジェクトを作る:

深度値をピボットして"depth"列と"pH"列を作り,次に深度でソートする:

各深度の平均pHを求める:

年と月で整理された矩形データを取る:

月の列を"month"列と"data"列にピボットする:

これで年平均の計算が簡単になった:

特性と関係  (3)

週末の気温と太陽の情報の表形式データを取る:

2セットの列を同時にピボットする:

規則順を変えると列順も変わる:

週末の気温と太陽の情報の表形式データを取る:

同時にピボットすることは連続ステップで同じ規則を使うことと同じではない:

TabularオブジェクトにPivotFromColumnsを使う:

PivotToColumnsは,事実上,PivotFromColumnsの逆のことを行う:

ExtendedKeyの共通部分を削除してもとのオブジェクトを回復する:

Wolfram Research (2025), PivotFromColumns, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PivotFromColumns.html.

テキスト

Wolfram Research (2025), PivotFromColumns, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/PivotFromColumns.html.

CMS

Wolfram Language. 2025. "PivotFromColumns." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/PivotFromColumns.html.

APA

Wolfram Language. (2025). PivotFromColumns. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/PivotFromColumns.html

BibTeX

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