RemoteBatchJobObject

RemoteBatchJobObject[]

RemoteBatchSubmitあるいはRemoteBatchMapSubmitによって送信されたリモートのバッチジョブを表す.

詳細

  • RemoteBatchJobObject[][prop]はジョブの特性を返す.
  • ジョブの利用可能な特性についてはRemoteBatchJobObject[]["Properties"]でクエリを行うことができる.
  • 次は,すべてのジョブの特性である.
  • "Environment"ジョブを送信したRemoteBatchSubmissionEnvironment
    "JobFailedQ"ジョブの実行が失敗したかどうかを表すブール値
    "JobInProgressQ"ジョブが完成状態に達していないかどうかを表すブール値
    "JobStatus"ジョブの現在の状態を説明する文字列
    "JobSucceededQ"ジョブの実行が成功裏に終了したかどうかを表すブール値
    "JobType"ジョブのタイプ("Single""Array"あるいは"ArrayChild"
    "JobUUID"Wolfram言語内のジョブを表す一意的な文字列
    "Provider"ジョブの送信先のバッチ計算プロバイダ名
  • "JobStatus"特性の可能な値はバッチ計算プロバイダ間で異り,各プロバイダの参照ページにリストされている.
  • 配列ジョブの"JobStatus"特性は,一般に,すべての子ジョブが完了するまで配列ジョブが完了したことを示さない.
  • "JobInProgressQ""JobSucceededQ""JobFailedQ"の各特性はどれも,"JobStatus"特性の値で与えられるジョブの状態が取り出せない場合はFalseを返す.
  • 次は,(RemoteBatchSubmitで送信された)"Single"ジョブのその他の特性である.
  • "EvaluationAbsoluteTiming""EvaluationData"特性の"AbsoluteTiming"キー
    "EvaluationData"EvaluationDataからの,ジョブ式の評価に関する情報
    "EvaluationMessagesExpressions""EvaluationData"特性の"MessagesExpressions"キー
    "EvaluationMessagesText""EvaluationData"特性の"MessagesText"キー
    "EvaluationResult""EvaluationData"特性の"Result"キー
    "EvaluationTiming""EvaluationData"特性の"Timing"キー
    "JobInputFilenames"入力ファイル名(RemoteInputFilesオプションからのキー)
    "ProviderSettings"ジョブの送信に使われるプロバイダ特有の設定
  • 次は,(RemoteBatchMapSubmitで送信された)"Array"ジョブのその他の特性である.
  • "ChildJobCount"配列ジョブ内の子ジョブの数
    "ChildJobEvaluationAbsoluteTimings""ChildJobEvaluationData"特性内の各値の"AbsoluteTiming"キー
    "ChildJobEvaluationData"EvaluationDataからの,子ジョブがそのスパンで示された,各子ジョブの評価についての情報
    "ChildJobEvaluationMessagesExpressions""ChildJobEvaluationData"特性内の各値の"MessagesExpressions"キー
    "ChildJobEvaluationMessagesText""ChildJobEvaluationData"特性内の各値の"MessagesText"キー
    "ChildJobEvaluationResults""ChildJobEvaluationData"特性内の各値の"Result"キー
    "ChildJobEvaluationTimings""ChildJobEvaluationData"特性内の各値の"Timing"キー
    "ChildJobObjects"Span式をキー,RemoteJobObject式を値とする連想.配列ジョブ内の各子ジョブはそれぞれに割り当てられた入力リストの値のスパンで識別される
    "ChildJobStatusCounts"子ジョブの数をそれぞれの状態と一緒にリストする連想
    "ChildJobStatuses"子ジョブのスパンと各子ジョブの状態の連想
    "CompletionPercentage"処理が終了した子ジョブの割合を処理が成功したかどうかとは関係なく示す"Percent"
    "DynamicStatusVisualization"各状態の子ジョブの現行数の動的可視化
    "EvaluationResults"評価結果の通常の(密な)配列
    "JobEvaluationCount"配列ジョブ内の個々の評価数
    "JobInputFilenames"入力ファイル名(RemoteInputFilesオプションからのキー)
    "JobPackingVisualization"配列ジョブ内の子ジョブに評価が配分された方法のグラフィカルな可視化
    "ProviderSettings"ジョブの送信に使われるプロバイダ特有の設定
    "SparseEvaluationResults"評価結果の疎な列
    "SuccessPercentage"成功裏に終了した子ジョブの割合を示す"Percent"
  • 次は,"ArrayChild"ジョブのその他の特性である.
  • "ChildJobIndex"親配列ジョブ内の子ジョブの位置
    "ChildJobSpan"子ジョブに割り当てられた親ジョブの入力リスト内の値のスパン
    "EvaluationAbsoluteTiming""EvaluationData"特性の"AbsoluteTiming"キー
    "EvaluationData"EvaluationDataからの,子ジョブの評価についての情報
    "EvaluationMessagesExpressions""EvaluationData"特性の"MessagesExpressions"キー
    "EvaluationMessagesText""EvaluationData"特性の"MessagesText"キー
    "EvaluationResult""EvaluationData"特性の"Result"キー
    "EvaluationTiming""EvaluationData"特性の"Timing"キー
  • 個々のバッチ計算プロバイダはここにリストしたもの以外の特性をサポートしているかもしれない.プロバイダ特有のジョブの特性は各プロバイダの参照ページに記述されている.
  • 配列の子ジョブの"JobUUID"特性は,ジョブの親配列ジョブの"JobUUID"特性と等価である.
  • RemoteBatchJobObject式のInformationにはジョブの静的特性すべてが入っている.

例題

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  (1)

RemoteBatchSubmitを使ってリモートバッチジョブを送信する:

ジョブの状態をチェックする:

ジョブの完了後にジョブの状態を再度チェックする:

ジョブの結果をダウンロードする:

ジョブの評価データの特定の要素にアクセスする:

スコープ  (3)

単一のジョブ  (1)

RemoteBatchSubmitを使ってリモートのバッチジョブを送信する:

ジョブのバッチ計算プロバイダとジョブのタイプについてのクエリを行う:

ジョブの入力ファイルの名前をリストにする:

ジョブの状態についてのクエリを行う:

ジョブの評価データをダウンロードする:

評価結果だけを抽出する:

ジョブの利用可能な全特性をリストにする:

配列ジョブ  (1)

RemoteBatchMapSubmitを使って配列バッチジョブを送信する:

ジョブのリモート送信プロバイダとジョブのタイプについてのクエリを行う:

個別評価と配列ジョブ内の子ジョブの数についてのクエリを行う:

入力リスト中の要素が複数の子ジョブにどのように分配されたかを可視化する:

配列ジョブ内の子ジョブをそれぞれに割り当てられた入力リスト内の値のスパンと一緒にリストする:

各子ジョブの状態の可視化を自動的に更新して見る:

完了した子ジョブからの要素だけを含む疎な配列を,配列ジョブの実行中に入手する:

配列ジョブが完全に終了した後で,その結果を密な配列として入手する:

各子ジョブから評価データをダウンロードする:

配列ジョブの利用可能なすべての特性をリストにする:

配列の子ジョブ  (1)

RemoteBatchMapSubmitを使って配列バッチジョブを送信する:

配列ジョブ内の2番目の子ジョブを得る:

子ジョブのインデックスとそれに割り当てられた要素のスパンについてのクエリを行う:

子ジョブの現在の状態についてのクエリを行う:

子ジョブの評価データをダウンロードする:

評価結果だけを抽出する:

利用可能な子ジョブの全特性をリストにする:

特性と関係  (1)

Informationを使ってジョブの統計特性にアクセスする:

考えられる問題  (2)

"EvaluationResult"特性(あるいは配列ジョブの"ChildJobEvaluationResults")を使ってジョブの結果の式にアクセスすると,結果が評価されることになる:

"EvaluationData"特性(あるいは配列ジョブの"ChildJobEvaluationData")を使って結果の値がRuleDelayedを使って未評価に保たれた連想を入手する:

配列ジョブ関数の少なくとも1つの評価がリストを返した場合は,配列ジョブオブジェクトの"SparseEvaluationResults"特性が疎な配列ではなく密な配列を返す:

これは,疎な配列が要素としてリストを含めないからである:

疎な配列表現を保持したければ,Association等のList以外のリストを含む式を返すとよい:

Wolfram Research (2020), RemoteBatchJobObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoteBatchJobObject.html.

テキスト

Wolfram Research (2020), RemoteBatchJobObject, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoteBatchJobObject.html.

CMS

Wolfram Language. 2020. "RemoteBatchJobObject." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoteBatchJobObject.html.

APA

Wolfram Language. (2020). RemoteBatchJobObject. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/RemoteBatchJobObject.html

BibTeX

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BibLaTeX

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