SecuredAuthenticationKey
SecuredAuthenticationKey[assoc]
連想 assoc で認証情報と詳細を指定した,安全な認証鍵を表す.
詳細




- SecuredAuthenticationKeyは,さまざまな接続に低レベルOAuth認証情報を与えるために使われる.
- SecuredAuthenticationKey[assoc]の assoc は,OAuthのバージョンによって要件が異なる.
- SecuredAuthenticationKeyは,接続する際に使われるOAuth認証情報の記号表現である.認証情報は接続が試みられるまでは使われない.
- OAuth 1.0aについては,assoc は以下のキーを持たなければならない.
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"OAuthVersion" "1.0a" "ConsumerKey" コンシューマーキーまたはアプリケーションクライアントID "ConsumerSecret" コンシューマーシークレットまたはアプリケーションクライアントシークレット "OAuthType" OAuthワークフロータイプ "RequestTokenURL" 一時リクエストトークンのエンドポイント "AccessTokenURL" アクセス許可トークンのエンドポイント - "OAuthType"は次のワークフローをサポートする.
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"OneLegged" サービスに直接アクセスできるように単一のリクエストに署名する "TwoLegged" サービスにアクセスするためにトークンを取り出して使う "ThreeLegged" ユーザログインを含む,完全なOAuth 1.0a仕様のワークフロー - "AccessTokenURL"および"RequestTokenURL"は次の形式をサポートする.
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"url" アクセストークンを与えるURL {"url","method"} HTTPメソッド(例:"GET", "POST"等)を指定する - 連想には以下の追加的な項目も与えることができる.
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"Name" None SecuredAuthenticationKeyの名前 "OAuthToken" None one-legged OAuth 1.0a用のトークン "OAuthTokenSecret" None one-legged OAuth 1.0a用のトークンのシークレット "UserAuthorizationURL" None ユーザ認証のエンドポイント "CallbackURL" Automatic 認証完了後にユーザを送るURL "VerifierInputFunction" Automatic 認証コードを処理する関数 - "CallbackURL"は次の値をサポートする.
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Automatic Wolframが提供する,OAuth検証器を表示するためのページ Inherited コールバックURLは帯域外(oob)で与えられた "url" カスタムコールバックページのURL - "VerifierInputFunction"は次の値をサポートする.
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Automatic ダイアログを使ってワークフローを完了するようにユーザを促す "WolframConnectorChannel" Wolframチャネルブローカーを使ってワークフローを完了する - "SignatureMethod"は次の鍵生成とハッシュアルゴリズムのペアをサポートする.
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{"HMAC","MD2"} 128ビットHMAC-MD2署名 {"HMAC","MD5"} 128ビットHMAC-MD5署名 {"HMAC","SHA1"} 160ビットHMAC-SHA1署名 {"HMAC","SHA256"} 256ビットHMAC-SHA256署名 {"HMAC","SHA384"} 384ビットHMAC-SHA384署名 {"HMAC","SHA512"} 512ビットHMAC-SHA512署名 - "TransmissionMethod"の可能な設定には以下がある.
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"Headers" すべての認証情報を認証ヘッダーで渡す "Query" すべての認証情報をURLクエリパラメータで渡す - URL["url"]は,"RequestTokenURL","AccessTokenURL","UserAuthorizationURL","CallbackURL"の各フィールドでもサポートされる.
- SecuredAuthenticationKey[assoc]の assoc は以下のキーを持たなければならない.
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"OAuthVersion" 2.0 "OAuthType" OAuthワークフロータイプ "ClientID" アプリケーションクライアントID "ClientSecret" アプリケーションクライアントシークレット "AccessTokenURL" アクセス許可トークンのエンドポイント - "OAuthType"は次のワークフローをサポートする.
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"ClientCredentials" クライアントは自らのために動作している "AuthorizationCode" サービスにアクセスするためにトークンを取り出して使う - assoc で以下の追加的なキーも与えることができる.
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"Name" None SecuredAuthenticationKeyの名前 "RedirectURI" Automatic 認証完了後にユーザを送るURL "Scopes" None OAuth 2.0スコープのリスト "TransmissionMethod" "Headers" ワークフロー中に資格情報がどのように渡されるか "UserAuthorizationURL" None ユーザ認証のエンドポイント "VerifierInputFunction" Automatic 認証コードを処理する関数 - "AccessTokenURL","RequestTokenURL","UserAuthorizationURL"は次の形式をサポートする.
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"url" アクセストークンを与えるURL {"url","method"} HTTPメソッド(例:"GET", "POST"等)を指定する - "Scopes"は,以下の値をサポートする.
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None ユーザから追加のパーミッションは要求されない {"scope",…} ユーザがリクエストするパーミッションスコープのリスト {{"scope",…},"scopeDelimiter"} 非標準的な分割文字を使ったパーミッションスコープのリスト - "RedirectURI"は以下の値をサポートする.
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Automatic Wolframが提供する,OAuth検証器を表示するためのページ "uri" カスタムコールバックページのURI - "VerifierInputFunction"は以下の値をサポートする.
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Automatic ダイアログを使ってワークフローを完了するようにユーザを促す "WolframConnectorChannel" Wolframチャネルブローカーを使ってワークフローを完了する - "TransmissionMethod"の可能な設定には以下がある.
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"Headers" すべての認証情報をリクエストのヘッダで渡す "Body" すべての認証情報をリクエスト本体で渡す - URL["url"]は, "AccessTokenURL","UserAuthorizationURL","RedirectURI"の各フィールドでもサポートされる,
OAuth 1.0a
OAuth 2.0
例題
すべて開くすべて閉じる例 (1)
"AuthorizationCode"OAuth 2.0ワークフローを使ってSecuredAuthenticationKeyを作成する:
スコープ (13)
基本的な用法 (2)
OAuth 1.0a (5)
"One-Legged" (1)
OAuthトークンがすでに取得済みの際によく使われる"OneLegged" OAuth 1.0aワークフローを使ってSecuredAuthenticationKeyを作成する:
"Two-Legged" (1)
"Three-Legged" (3)
"ThreeLegged" OAuth 1.0aワークフローを使ってSecuredAuthenticationKeyを作成する:
OAuth 1.0a three-leggedワークフローを使う際に,リダイレクトURIを指定する:
サービスとは別にあるいは帯域外でコールバックURLが確立された際に,Inheritedを使ってSecuredAuthenticationKeyを作成する:
OAuth 2.0 (6)
"AuthorizationCode" (2)
"AuthorizationCode" OAuth 2.0ワークフローを使ってSecuredAuthenticationKeyを作成する:
"ClientCredentials" (1)
"ClientCredentials" OAuth 2.0ワークフローを使ってSecuredAuthenticationKeyを作成する:
テキスト
Wolfram Research (2017), SecuredAuthenticationKey, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SecuredAuthenticationKey.html (2019年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2017. "SecuredAuthenticationKey." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/SecuredAuthenticationKey.html.
APA
Wolfram Language. (2017). SecuredAuthenticationKey. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SecuredAuthenticationKey.html