SyntaxForm
演算子のようなボックスオブジェクトのオプションで,ボックスが演算子として使用された際の優先レベルを指定する.i
詳細
- SyntaxFormは,InterpretationBox,TagBox,TemplateBoxのオプションとして与えることができる.
- ボックスがノートブックフロントエンドで編集されるとき,フロントエンドはSyntaxFormによってボックスが演算子として扱われることが示唆されていない限り,ボックスがオペランドとして解析されることを意図していると想定する.
- ノートブックフロントエンドはネストされたRowBox構造を維持しており,ネストされたレベルは使用されている演算子の基本的な優先順位と結合性を反映している. SyntaxFormをボックスに適用すると,指定された演算子であるかのようにそのボックスをフロントエンドで処理することができる.
- SyntaxFormは,照合する演算子を含む文字列として指定される.次は,使用可能な値である.
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"*" 乗算演算子としてグループ化 "foo+baz" 中置加算演算子としてグループ化 "+foo" 前置加算演算子としてグループ化 "∫" 積分演算子としてグループ化 " " 空白類としてグループ化 - デフォルト設定のSyntaxForm->Automaticのとき,Wolfram言語はInterpretationBoxまたはTagBoxのコンテンツによって決定された優先順位を自動的に割り当てる.
例題
例 (1)
TagBoxの規則を作って,乗算のように動作するようにして式を作る:
上記のボックスをコピーして乗算の後ろにペーストするとボックス構造が壊れる:
意図した演算子の優先順位と一致するSyntaxFormでボックス式を表示する:
Wolfram Research (1996), SyntaxForm, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SyntaxForm.html.
テキスト
Wolfram Research (1996), SyntaxForm, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/SyntaxForm.html.
CMS
Wolfram Language. 1996. "SyntaxForm." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/SyntaxForm.html.
APA
Wolfram Language. (1996). SyntaxForm. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/SyntaxForm.html