TakeLargest

TakeLargest[list,n]

list 中の数値的に最大のものから n 番目までの要素を,降順に並べて与える.

TakeLargest[listprop,n]

list 中の最大のものから n 番目までの要素の特性 prop を与える.

TakeLargest[n]

式に適用可能なTakeLargestの演算子形を表す.

詳細とオプション

  • TakeLargestは,数値的な大きさで並べる.
  • 実数値の数値オブジェクト,Quantityオブジェクト,DateObject構造を扱うことができる.
  • TakeLargestは,すべてのオブジェクトが互いに比較可能であることを期待する.
  • 次は,TakeLargest[listprop,n]における prop の取り得る形である.
  • "Element"各要素それ自体を与える
    "Index"各要素についての指標を与える
    {prop1,prop2,}複数の形式のリスト
    All要素と指標の連想を与える
  • TakeLargestにはオプションExcludedFormsがある.デフォルト設定のExcludedForms->Automaticでは,TakeLargestは,NoneNullIndeterminateおよび頭部がMissingの要素を削除する.
  • ExcludedForms->{p1,p2,}という設定は,任意の piにマッチする式をTakeLargestが生成する結果から除外するように指定する.
  • TakeLargest[list,UpTo[n]]は最大要素を n 個(あるいはできるだけたくさん)返す.
  • TakeLargest[assoc,n]は,キーは保存しつつ assoc 中の大きい方から n 個の値を取ることで,長さ n の連想を与える.
  • TakeLargest[n][list]TakeLargest[list,n]に等しい.

例題

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  (6)

リスト中の大きい方から2つ目までの数を取る:

TakeLargestの演算子形を使って同じことを行う:

連想中の,大きい方から2つ目までの値を取る:

Quantityオブジェクトのリストから最大の数量を2つ目まで得る:

数量は複数の単位で表すことができる:

DateObject構造のリスト中の,最新の2つの日付を得る:

デフォルトで,Missing[]およびいくつかの他の記号式は結果から除外される:

最大の数を4つ(それより少ない場合はできるだけたくさん)取る:

スコープ  (4)

リスト中の最も大きい2つの要素を得る:

リスト中の最も大きい2つの要素の位置を得る:

リスト中の最も大きい2つの要素をその位置とともに得る:

リスト中の最も大きい2つの要素を,その位置を最初に置いて求める:

リスト中の最も大きい2つの要素の,要素と位置を含む連想を得る:

半径が最も大きい3つの惑星を求める:

ジェームス・ボンドの映画の公開日を,最も新しいものから5つ求める:

オプション  (1)

ExcludedForms  (1)

オプションExcludedForms->list は,list 中の任意の形式にマッチする要素を,要素の比較の前に除去するように指定する:

デフォルト値のExcludedForms->Automaticは,よく使われるいくつかの数値ではない式を除外するが,ほとんどの記号式は除かない:

アプリケーション  (3)

住人の平均寿命が最も長い南米の国を求める:

遺伝子のヌクレオチドのリストの中で相対頻度が最も高いコドン(連続する3個のヌクレオチドの集合)を求める:

沸点と密度が最も高い希ガスを求める:

考えられる問題  (2)

要求された数よりも少ない要素しかない場合は,TakeLargestは評価されない:

要素が比較できない場合は,TakeLargestは評価されない:

おもしろい例題  (1)

最も密度が高い5つの化学元素を取る:

Wolfram Research (2015), TakeLargest, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeLargest.html (2019年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2015), TakeLargest, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeLargest.html (2019年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2015. "TakeLargest." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2019. https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeLargest.html.

APA

Wolfram Language. (2015). TakeLargest. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TakeLargest.html

BibTeX

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BibLaTeX

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