TotalLayer

TotalLayer[]

入力配列のリストを取り,要素ごとに加えていくネット層を表す.

詳細とオプション

  • TotalLayerNetGraphの中で使われることが多い.
  • オプションInputPortsを使って入力ポートの数,名前,形状が指定できる.InputPortsが指定されていなければ,ポートの数とその形状はNetChainまたはNetGraphの接続性から推測される.
  • TotalLayerは,NetGraph等で使うために,入力ポートの他に次のポートを開放する.
  • "Output"配列
  • TotalLayerは,NetGraphの中で,{src1,src2,}totlayer の形式の単一のエッジを使って接続することができる.totlayerTotalLayerの名前または指標,または,src1totlayer,src2totlayer,,srcntotlayer として対応する順序で与えられた独立した複数のエッジである.
  • より大きいネットの他の層から推測できない場合は,オプション"Output"{d1,d2,}を使ってTotalLayerの出力次元を固定することができる.全入力の次元も同じ値に固定される.
  • TotalLayer[][{input1,input2,}]は,リスト inputiが与えられると出力を明示的に計算する.出力は,事実上,input1+input2+で与えられる.
  • Options[TotalLayer]は層を構築する際のデフォルトオプションのリストを与える.Options[TotalLayer[]]はデータについて層を評価する際のデフォルトオプションのリストを与える.
  • Information[TotalLayer[]]は層についてのレポートを与える.
  • Information[TotalLayer[],prop]TotalLayer[]の特性 prop の値を与える.使用可能な特性NetGraphと同じである.

例題

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  (3)

TotalLayerを作る:

入力次元を指定してTotalLayerを作る:

この層を2つのベクトルのリストに適用する:

2つの入力があるTotalLayerを使ってNetGraphを構築する:

この層を2つのベクトルに適用する:

スコープ  (2)

ポート  (2)

2つの行列を入力として取るTotalLayerを作る:

3つの実数を入力として取るTotalLayerを作り,リストに適用する:

特性と関係  (3)

TotalLayerを計算する:

データについて評価する:

TotalLayer[]ThreadingLayer[Plus]に等しい:

TotalLayerConstantPlusLayerと似ているが,ConstantPlusLayerは学習したバイアス配列を単一の入力に加えるのに対し,TotalLayerは複数の入力を要素ごとに足す点が違う.

考えられる問題  (1)

TotalLayerは記号入力を受け付けない:

Wolfram Research (2016), TotalLayer, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TotalLayer.html (2018年に更新).

テキスト

Wolfram Research (2016), TotalLayer, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TotalLayer.html (2018年に更新).

CMS

Wolfram Language. 2016. "TotalLayer." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2018. https://reference.wolfram.com/language/ref/TotalLayer.html.

APA

Wolfram Language. (2016). TotalLayer. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TotalLayer.html

BibTeX

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BibLaTeX

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