TrainingProgressCheckpointing
NetTrainのオプションで,訓練中にネットのコピーをどのように保存するかを指定する.
詳細
- TrainingProgressCheckpointing->Noneのデフォルト値では,チェックポインティングは行われない.
- TrainingProgressCheckpointing->spec のときは,以下の指定を使うことができる.
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{"File","path/file.wltnet"} ネットをファイルに保存する.それまでのバージョンは上書きされる {"Directory","path"} ネットを一意的な名前のノートブックとしてディレクトリ path に保存する {…,subopts} 追加的なサブオプションを含める - ネットはすべて"WLNet"形式で保存される.
- チェックポインティングは,有効になっている場合は,デフォルトで,訓練ラウンドごとに行われる.
- サブオプションの"Interval"->Quantity[n,"unit"]はチェックポインティングを行う区間を指定する."unit"の可能な形式は以下のいずれかである.
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"Rounds" ネットの訓練ラウンド "Batches" 訓練データバッチ "Seconds","Minutes","Hours" 絶対時間 - サブオプション"MinimumInterval"->n は n 秒より短い時間間隔でチェックポイントを取らないように指定する.指定されていない場合には時間制限がない.
- TrainingProgressCheckpointing->{spec1,spec2,…}の設定を使って,複数のファイルあるいはディレクトリを保存することができる.
- TrainingProgressCheckpointing->{"Directory","dir"}のとき,個々のファイルは"starttime_counter_round_batch_loss.wlnet"で名付けられる.starttime は訓練開始時のDateString["ISODateTime"],counter はNetTrainへの各呼出しごとに増える値,round は現行ラウンド,batch は累積バッチ数,loss は最新のラウンドの損失である.ValidationSetが指定されていると,最新の確認損失もファイル名に加えられる.
- 作成されたチェックポインティングのファイルのリストがある場合は,"CheckpointingFiles"特性を介してNetTrainResultsObjectからそれを取り出すことができる.
例題
Wolfram Research (2017), TrainingProgressCheckpointing, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TrainingProgressCheckpointing.html (2018年に更新).
テキスト
Wolfram Research (2017), TrainingProgressCheckpointing, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/TrainingProgressCheckpointing.html (2018年に更新).
CMS
Wolfram Language. 2017. "TrainingProgressCheckpointing." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. Last Modified 2018. https://reference.wolfram.com/language/ref/TrainingProgressCheckpointing.html.
APA
Wolfram Language. (2017). TrainingProgressCheckpointing. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/TrainingProgressCheckpointing.html