VersionedPreferences
$FrontEndの設定をWolframシステムの特定のバージョンのサンドボックス化するかどうかを指定する,大域的フロントエンドオプションである.
詳細
- デフォルト設定のVersionedPreferences->Falseのとき,フロントエンドは,一般に,$FrontEndに対する任意の設定を$UserBaseDirectoryにある"FrontEnd/init.m"ファイルに保存する.このファイルは,バージョンに関係なくすべてのフロントエンドで共有される.
- VersionedPreferences->Trueが与えられると,初期設定は,"FrontEnd/12.0_init.m"のようにWolframシステムのバージョン番号が付いたファイル名のファイルに書き込まれる.このため,フロントエンドのあるバージョンで行われた変更が$VersionNumberが違う他のバージョンに影響することはない.
- 初期設定がバージョン別になっているのにそのフロントエンドのバージョンと一致するファイルが存在しない場合,フロントエンドは最小限の初期設定で起動される.
- $ReleaseNumberが異なるだけのフロントエンドのバージョンは設定を共有する.
例題
Wolfram Research (2020), VersionedPreferences, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VersionedPreferences.html.
テキスト
Wolfram Research (2020), VersionedPreferences, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/VersionedPreferences.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "VersionedPreferences." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/VersionedPreferences.html.
APA
Wolfram Language. (2020). VersionedPreferences. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/VersionedPreferences.html