WikidataData
WikidataData[item,property]
与えられた項目の指定された特性の値を与える.
WikidataData[{item1,item2,…},property]
itemiのそれぞれの値を与える.
WikidataData[item,{property1,property2,…}]
propertyiのそれぞれの値を与える.
WikidataData[items,properties]
各項目の各特性の値を与える.
詳細とオプション
- WikidataDataは,ウィキデータのSPARQLエンドポイントからデータを取り出す.
- 各項目と各特性は,ExternalIdentifierオブジェクト,URL,あるいは"Q15241057"または"P31"のような生のウィキデータ識別子として指定できる.
- 生のウィキデータ識別子は,慣例的に,項目については"Qnnn",特性については"Pnnn"の形式になっている.
- 次はの特性もサポートされている.
-
"Label" 項目のラベル "Description" 項目の説明 "AlternativeLabels" 項目の代替ラベル "WikidataID" 項目に対応するExternalIdentifier["WikidataID",…]オブジェクト "Entity" 項目に対応する実体 - $ExternalIdentifierTypesからの任意の型を特性として使って,指定の型のExternalIdentifierオブジェクトがリクエストできる.
- WikidataData[item,"Properties"]は,指定された項目について使用可能な全特性のリストを与える.WikidataData[item,"sname"]を使って使用可能な特性の名前付きの部分集合を取得することができる.次は,"sname"の可能な値である.
-
"IdentifierProperties" 外部識別子の特性 "NonIdentifierProperties" 外部識別子の特性を除く全特性 - 項目はEntity[…]としても指定できる.
- 項目の陰的なリストはEntityClass[type,{prop1vspec1,…}]として指定できる.type は実体タイプまたはExternalIdentifierオブジェクト,propiはEntityPropertyオブジェクトまたはExternalIdentifierオブジェクトで,vspeciは値またはブール演算子である.
- 次は,サポートされるブール演算子である.
-
EqualTo[x] 値は x と等しい UnequalTo[x] 値は x とは等しくない GreaterThan[x] 値は x より大きい GreaterEqualThan[x] 値は x 以上である LessThan[x] 値は x 未満である LessEqualThan[x] 値は x 以下である Between[{min,max}] 値は min から max までである MissingQ この特性の値はない Not@*MissingQ この特性には値がある - propTakeLargest[n]または propTakeSmallest[n]の単一の規則を含むEntityClass[type,rules]もサポートされている.
- WikidataData[itemspec,propspec]は各値についてリストを返す.itemspec あるいは propspec がリストまたはリストに似たものの場合は追加的な1レベルも返す.
- WikidataData[itemspec,propspec,"format"]を使って結果の形式が変更できる."format"の使用可能な値には以下がある.
-
"Dataset" 最低レベルのキーが指定の項目で2番目に最低のレベルのキーが指定された特性であるDataset "Association" 最低レベルのキーが指定の項目で2番目に最低のレベルのキーが指定された特性であるネストした連想 - WikidataData[itemspec,pclass,"format"]は,各指定項目について指定された特性クラス pclass からの使用可能な全特性を含む.次は使用可能な pclass の値である.
-
All 全特性 "IdentifierProperties" 外部識別子の特性 "NonIdentifierProperties" 外部識別子の特性を除く全特性 - 短縮形のWikidataData[itemspec,"format"]はWikidataData[itemspec,All,"format"]に等しい.
- 次は,使用可能なオプションである.
-
Language $Language 使用言語 Method Automatic 各文にどの文を選び,どの情報を含めるか - Languageの設定は,返されるExternalIdentifierオブジェクトの"Label"と"Description"の値に影響する.
- Method{opt1val1,…}では,次のサブオプション optiを使うことができる.
-
"StatementFormat" "Value" 各文に含める情報 "StatementRank" "Best" 含める文 - 次は,"StatementFormat"の設定である.
-
"Value" 値(デフォルト) "Association" 値,修飾子,参照を含む連想 "Dataset" 値,修飾子,参照を含むDataset {"format","opt1"val1,…} 連想またはデータ集合に何を含めるかを制御するサブオプション All 値,修飾子,参照を含む連想 - 次のサブオプションが使える.
-
"IncludeQualifiers" Automatic 修飾子を含めるかどうか "IncludeReferences" Automatic 参照を含めるかどうか - 次は,"StatementRank"の設定である.
-
"Best" 推奨される文がない場合は通常ランクの文,それ以外の場合は推奨される文(デフォルト) "Preferred" 推奨される文 "Normal" 通常ランクの文 "Deprecated" 推奨されない文 "NonDeprecated" 通常ランクまたは推奨される文 All すべての文
例題
すべて開くすべて閉じるスコープ (2)
オプション (3)
Language (1)
アプリケーション (1)
Wolfram Research (2020), WikidataData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WikidataData.html.
テキスト
Wolfram Research (2020), WikidataData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/WikidataData.html.
CMS
Wolfram Language. 2020. "WikidataData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/WikidataData.html.
APA
Wolfram Language. (2020). WikidataData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/WikidataData.html