BlockchainTransactionData(for Ethereum)

$BlockchainBase = "Ethereum"

BlockchainTransactionData[txid]

イーサリアムブロックチェーン上の txid というIDを持つブロックチェーントランザクションについての情報を与える.

BlockchainTransactionData[txid,prop]

トランザクションの指定された特性を与える.

詳細

  • 次は,含まれる特性である.
  • "TransactionID"トランザクションID
    "BlockHash"トランザクションを含むブロックのハッシュ
    "BlockNumber"トランザクションを含むブロックの高さ
    "Confirmations"トランザクションを含むブロックを承認したブロック
    "Timestamp"トランザクションのタイムスタンプ
    "Status"トランザクションが成功裏に実行されたかどうかを示す
    "StateRoot"トランザクション後のState Root(32バイト,ビザンチウム以前)
    "TransactionIndex"このブロック内のトランザクションのインデックス
    "Sender"このトランザクションの送信者アドレス
    "Receiver"このトランザクションの受信者アドレス
    "Amount"このトランザクションで交換されたイーサの総数
    "ContractAddress"このトランザクションで作成された契約のアドレス
    "GasUsed"このトランザクションで使用されたガスの量
    "GasPrice"このトランザクションにおけるガス価格(単位:wei)
    "Fee"このトランザクションで支払われた手数料
    "TransactionCount"この送信者アドレスで送信されたトランザクション数
    "ByteCount"トランザクションサイズ(単位:バイト)
    "InputData"トランザクションと一緒に送られたデータ
    "TransactionDigest"署名に使われたトランザクションデータのハッシュ
    "DigitalSignature"トランザクションのデジタル署名
    "SenderPublicKey"デジタル署名由来の送信者の公開鍵
    "EventList"トランザクションで発火されたイベントのリスト
    "TokenTransferList"トランザクション内で送金されたトークンのリスト
    "InternalTransactionList"トランザクションで引き起こされた内部トランザクションのリスト
  • "StateRoot"特性は,ビザンチウムハードフォーク(ブロック4370000)以前に発生したトランザクションでしか見られない."Status"特性はビザンチウムハードフォーク以後のトランザクションでしか見られない.
  • "EventList"は,次の要素の連想のリストである.
  • "Address"イベントを引き起こした契約のアドレス
    "Topics"トランザクションの受領記録内のインデックスの付いたイベントパラメータ
    "Data"トランザクションの受領記録内の符号化されたイベントパラメータ
  • "TokenTransferList"は,次の要素の連想のリストである.
  • "Name"トークン名(例:"Tronix"
    "Symbol"トークンのシンボル(例:"CK"
    "Sender"トークンの送信者アドレス
    "Receiver"トークンの受信者アドレス
    "Amount"送信されたトークン量("ERC20"についてのみ)
    "TokenID"送信されたトークンのID("ERC721"についてのみ)
  • "InternalTransactionList"は,次の要素の連想のリストである.
  • "CallType"実行の内部トランザクションタイプ
    "Sender"内部トランザクションの送信者アドレス
    "Receiver"内部トランザクションの受信者アドレス
    "Amount"内部的に送金された通貨量
    "GasLimit"内部呼び出しで使用が許される最大ガス量
    "GasUsed"このトランザクションで使用されたガス量
    "Input"内部トランザクション入力データ
    "Output"内部トランザクション出力データ
  • BlockchainTransactionDataは,イーサリアムのメインネット(デフォルト)とテストネット(Sepolia)にアクセスできる.これらのネットワークの指定にはBlockchainBaseオプションを使う.

例題

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  (4)

イーサリアムブロックチェーンのトランザクションについての情報を得る:

トランザクションIDのリストを与えることで複数のイーサリアムトランザクションからデータを得る:

トランザクションに含まれる量を得る:

イーサリアムのトランザクションから複数の特性を得る:

スコープ  (24)

Amount  (1)

イーサリアムトランザクションで授受されたweiの総量を得る:

BlockHash  (1)

イーサリアムトランザクションに含まれるブロックのハッシュを得る:

BlockNumber  (1)

イーサリアムトランザクションを含むブロックの高さを得る:

ByteCount  (1)

イーサリアムトランザクションのサイズをバイト単位で得る:

Confirmations  (1)

イーサリアムトランザクションを含むブロックの承認を得る:

ContractAddress  (1)

イーサリアムトランザクションで作成された契約のアドレスを得る:

DigitalSignature  (1)

イーサリアムトランザクションのデジタル署名を得る:

EventList  (1)

イーサリアムトランザクションによって発火されたイベントのリストを得る:

Fee  (1)

イーサリアムトランザクションに含まれる手数料を得る:

GasPrice  (1)

イーサリアムトランザクションのガス価格を得る:

GasUsed  (1)

イーサリアムトランザクションで使われたガスの量を得る:

InputData  (1)

イーサリアムトランザクションとともに送られたデータを得る:

InternalTransactionList  (1)

イーサリアムトランザクションが引き起こした内部トランザクションのリストを得る:

Receiver  (1)

イーサリアムトランザクションの受信者のアドレスを得る:

Sender  (1)

イーサリアムトランザクションの送信者のアドレスを得る:

SenderPublicKey  (1)

イーサリアムトランザクションの送信者の公開鍵を得る:

StateRoot  (1)

ビザンチウム以前のイーサリアムトランザクションのState Rootデータを得る:

Status  (1)

イーサリアムトランザクションのステータスを得る:

Timestamp  (1)

イーサリアムトランザクションのタイムスタンプを得る:

TokenTransferList  (1)

イーサリアムトランザクションで送金されたトークンのリストを得る:

TransactionCount  (1)

イーサリアムトランザクションの送信者アドレスから送信されたトランザクション数を得る:

TransactionDigest  (1)

イーサリアムトランザクションの送信者アドレスのまとめを得る:

TransactionID  (1)

与えられたものと一致するトランザクションIDを得る:

TransactionIndex  (1)

ブロック内のイーサリアムトランザクションのインデックスを得る:

オプション  (2)

BlockchainBase  (2)

Mainnet  (1)

イーサリアムメインネットトランザクションの情報を得る:

Testnet  (1)

イーサリアムテストネットトランザクションの情報を得る:

アプリケーション  (1)

最新のイーサリアムブロックについての情報を得る:

このブロックからトランザクションをランダムに選択する:

このトランザクションについての詳細情報を得る:

トランザクションの量を現行価格で不換通貨に変換する:

特性と関係  (2)

"SenderPublicKey"で与えられた公開鍵を符号化すると送信者アドレスが返される:

トランザクションダイジェストと公開鍵を使って署名の信頼性を検証する:

考えられる問題  (2)

存在しないハッシュ  (1)

あるブロックチェーンのトランザクションIDを別のブロックチェーンで使うとMissing出力が返される:

不正なハッシュ  (1)

16進数ではないトランザクションIDを与えると$Failed出力が返される:

Wolfram Research (2019), BlockchainTransactionData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainTransactionData-Ethereum.html.

テキスト

Wolfram Research (2019), BlockchainTransactionData, Wolfram言語関数, https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainTransactionData-Ethereum.html.

CMS

Wolfram Language. 2019. "BlockchainTransactionData." Wolfram Language & System Documentation Center. Wolfram Research. https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainTransactionData-Ethereum.html.

APA

Wolfram Language. (2019). BlockchainTransactionData. Wolfram Language & System Documentation Center. Retrieved from https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainTransactionData-Ethereum.html

BibTeX

@misc{reference.wolfram_2024_blockchaintransactiondata, author="Wolfram Research", title="{BlockchainTransactionData}", year="2019", howpublished="\url{https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainTransactionData-Ethereum.html}", note=[Accessed: 22-November-2024 ]}

BibLaTeX

@online{reference.wolfram_2024_blockchaintransactiondata, organization={Wolfram Research}, title={BlockchainTransactionData}, year={2019}, url={https://reference.wolfram.com/language/ref/blockchain/BlockchainTransactionData-Ethereum.html}, note=[Accessed: 22-November-2024 ]}