"GeoPosition" (Comparison Method)

測地的距離に基づいて地理的位置を比較する.

詳細

  • "GeoPosition"比較法は,2つの測地位置間の測地的距離が距離の許容範囲内である場合に両者が等しいとみなす.
  • 距離の許容範囲は,通常,AssessmentFunctionToleranceオプションを使って設定される.デフォルト値は0である.機械精度の違いしか許容されない.許容範囲は常に長さが単位のQuantityでなければならない.
  • デフォルトの距離関数はGeoDistanceだが,AssessmentFunctionDistanceFunctionオプションを使うことで他の任意の距離測度が指定できる.
  • 解答集に許容範囲内の可能な位置が複数含まれる場合,評価は解答集の中で最も近いものに基づいて行われる.
  • 便宜上,2つまたは3つの成分を持つベクトルも入力として受け入れられ,GeoPositionへの引数として扱われる.

例題

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  (3)

非零の許容範囲でGeoPositionを比較するためのAssessmentFunctionを作成する:

許容範囲内の答は正答とみなされる:

許容範囲ゼロを使用する:

近くの場所でさえも不正解になる:

機械精度レベルの地理位置しか正解にならない:

点数が違う複数の正答がある問題の評価を定義する:

いくつかの答を試してみる:

許容範囲内で解答集に最も近いものに相当する答について,最終的な点数も含めて詳細情報を表示する:

負の点数の値に一致する答は不正解としてマークされる:

一般化と拡張  (1)

地理的実体は,入力として直接使うことができる:

オプション  (2)

Toleranceは,長さを単位とする任意の数量で与えることができる:

GeoDistanceの代りにTravelDistanceを使って比較を行う.Echoを使って進行距離を見る:

アプリケーション  (1)

アメリカ合衆国北東部の都市を含む地理のAssessmentFunctionを作成する:

評価関数に対するQuestionObjectを作成する:

特性と関係  (2)

便宜上,2つまたは3つの成分を持つベクトルも入力として受け入れられ,GeoPositionの引数として扱われる.地理的位置の3つの異なるリスト形式を使用して評価関数を作成する:

標準化された解答集を見る:

"GeoPosition"メソッドは,解答集のすべての値がGeoPositionオブジェクトのときに限って推測できる:

考えられる問題  (1)

許容範囲は単位が長さのQuantityでなければならない:

有効な許容範囲を使用する: