"ByteArray" (コンパイルタイプ)

"ByteArray"

バイトの一次元配列を表す.

詳細

  • "ByteArray"は型を指定するために,Typedおよび関連したコンストラクトで使うことができる.

コンストラクタ

  • ByteArray["string"]はBase64で符号化した文字列からバイト値を抽出することによって"ByteArray"オブジェクトを構築する.
  • ByteArray[na]は配列 na のコピーを構築する.ここで na は型"NumericArray"::["UnsignedInteger8", 1]を持つ.
  • CreateTypeInstance["ByteArray",len]は長さ len のバイト配列を構築する.
  • CreateTypeInstance["ByteArray",byte,len]byte 値で満たされた長さ len のバイト配列を構築する.

変換

  • "ByteArray"オブジェクトはByteArray式に変換することもByteArray式から変換することもができる.
  • "NumericArray"

  • "ByteArray"オブジェクトは"NumericArray"::["UnsignedInteger8",1]オブジェクトに変換することも"NumericArray"::["UnsignedInteger8",1]オブジェクトから変換することもできる.

ランタイムエラー

    ArrayPartError

  • "ByteArray"から要素を抽出する操作では,その要素が存在しない場合ランタイムエラーとなる可能性がある.
  • Cast

  • "ByteArray"オブジェクトから,または"ByteArray"オブジェクトへのキャストでは,オブジェクトがターゲットタイプに変換できない場合ランタイムエラーとなる可能性がある.

例題

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  (2)

"ByteArray"CompiledCodeFunctionの入力または出力として使うことができる:

コンパイルされたコードで"ByteArray"を生成する:

スコープ  (8)

構築  (4)

文字列から"ByteArray"を構築する:

数値配列から"ByteArray"を構築する:

指定された長さの"ByteArray"インスタンスを生成する:

生成されたバイト配列はランダムな値で満たされる:

初期値で満たされた,指定の長さの"ByteArray"インスタンスを生成する:

変換  (4)

"ByteArray""NumericArray"に変換する:

"NumericArray"から"ByteArray"に変換する:

"ByteArray""InertExpression"に変換する:

"InertExpression"から"ByteArray"に変換する:

特性と関係  (5)

長さを得る:

頭部を得る:

要素を得る:

"ByteArray"を通常の式に変換する:

"ByteArray"を文字列に変換する:

考えられる問題  (2)

Partを使う場合,その要素が存在しないとランタイムエラーを引き起こす可能性がある:

キャストを使う場合,そのオブジェクトがターゲットの型に変換できないと,ランタイムエラーを引き起こすことがある: