"Integer32" （コンパイルタイプ）

"Integer32"

32ビットの機械整数原子型指定子を表す．

詳細

  • "Integer32"はTypedおよび型を指定する関連した構造で使うことができる．

特性

  • "Integer32"が持つ値は-231から231-1の範囲である．

変換

    式から

  • 適切な大きさのInteger式は，"Integer32"型のコンパイルコード要素に変換することができる．

    • 式へ

  • "Integer32"コンパイル要素はInteger式に変換することができる．

    • 算術演算

  • "Integer32"コンパイル要素は，二項算術演算で結合されると，自動的に実数要素あるいは複素数要素に昇格する．
  • "Integer32"より小さい型のコンパイル要素は，二項算術演算で結合されると，自動的に"Integer32"に昇格する．
  • "Integer32"コンパイル要素は，二項算術演算で結合されると，自動的に大きい整数要素に昇格する．
  • "Integer32"コンパイル要素は，二項算術演算で結合されると，自動的に"UnsignedInteger32"要素に昇格する．

ランタイムエラー

    オーバーフロー

  • "Integer32"はオーバーフローする操作で使われると，ランタイムエラーを与えることがある．

例題

例  (3)

"Integer32"はCompiledCodeFunctionの入力および出力として使うことができる：

関数を実行している間に，オーバーフローによりエラーが生じる．計算は終了され，メッセージが出力される．結果を計算するためにWolfram Engineが使われる：

"Integer32"引数は，実数と組み合されると自動的に昇格する：

"Integer32"引数がストレージサイズの小さい整数と組み合されると，小さい方の型は自動的に昇格する：

"Integer32"引数は大きいストレージサイズの整数と組み合されると，自動的に昇格する：

"Integer32"引数は同じストレージサイズの符号なしの整数と組み合されると， 自動的に昇格する：