"Real32" （コンパイルタイプ）

"Real32"

IEEE単精度の実数原子型指定子を表す．

詳細

  • "Real32"はTypedおよび型を指定する関連した構造で使うことができる．

特性

  • "Real32"が持つ値は，-16^^.FFFFFF*^32から16^^.FFFFFF*^32の範囲である．

変換

    式から

  • 適切な大きさのReal式は，"Real32"型のコンパイル要素に変換することができる．

    • 式へ

  • "Real32"型のコンパイル要素はReal式に変換することができる．

    • 算術演算

  • "Real32"コンパイル要素は，二項算術演算で結合されると，自動的に複素数要素に昇格する．
  • "Real32"コンパイル要素は，二項算術演算で結合されると，自動的に"Real64"要素に昇格する．
  • 整数は，二項算術演算で結合されると自動的に"Real32"に昇格する．

ランタイムエラー

    ドメイン

  • "Real32"は入力ドメインが制約されている操作で使われると，ランタイムエラーを与えることがある．

    • オーバーフロー

  • "Real32"はオーバーフローする操作で使われると，ランタイムエラーを与えることがある．

例題

例  (4)

"Real32"はCompiledCodeFunctionの入力および出力として使うことができる：

関数を実行している間に，ドメインエラーが生じる．計算は終了され，メッセージが出力される．結果を計算するためにWolfram Engineが使われる：

関数を実行している間に，オーバーフローによりエラーが生じる．計算は終了され，メッセージが出力される．結果を計算するためにWolfram Engineが使われる：

"Real32"引数は，複素数と組み合されると自動的に昇格する：

"Real32"引数は，"Real64"と組み合されると自動的に昇格する：

"Integer8"引数は，"Real32"と組み合されると自動的に昇格する：