CDF (.cdf)

予備知識

    • MIMEタイプ:application/vnd.wolfram.cdfapplication/vnd.wolfram.cdf.text
    • Wolfram CDF(Computable Document Format,計算可能なドキュメント形式).
    • Wolfram Playerをインタラクティブに使用するための配備形式として使われる.Wolfram言語式シンタックスに基づくASCII形式.
    • CDFはComputable Document Formatの頭字語である.
    • テキスト,タイプセット式,グラフィックス,インターフェース要素,その他のWolfram言語の入出力を保管する.

ImportとExport

  • Import["file.cdf"]は.cdfファイルを読み込み,それをNotebook式として返す.
  • Export["file.cdf",expr,"CDF"]NotebookまたはNotebookObjectを.cdfファイルにエキスポートする.
  • Import["file.cdf",elem]は.cdfファイルから指定の要素をインポートする.
  • Import["file.cdf",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • Export["file.cdf",expr,{"CDF",elem}]expr が要素 elem を指定しているとして.cdfファイルを作成する.
  • Export["file.cdf",expr,"CDF",opt1->val1,]は指定の値を持つ指定のオプション要素で expr をエキスポートする.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

ノートブックインターフェース

  • ファイル 別名で保存」を使うと現在のノートブックを.cdfファイルで保存することができる.
  • Enterpriseライセンスでは,ノートブックフロントエンドで「ファイル」 「Wolfram Playerプレビュー」 を選ぶと,新しい.cdfファイルを作ることができる.

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Notebook".cdfファイルを表すNotebook
    "NotebookObject"NotebookObject
    "Plaintext"テキストバージョン
  • ImportはデフォルトでCDFファイルに"Notebook"要素を使用する.

例題

  (1)

インタラクティブ操作を含むノートブックをCDFファイルにエキスポートする: