DBF (.dbf)

予備知識

    • MIMEタイプ:application/dbf,application/dbase
    • dBASE DBFデータファイル.
    • 構造化データを保管・交換するためのレガシーファイル形式.
    • ASCII形式.
    • dBASEデータベース管理アプリケーションのネイティブ形式.
    • ポータブル形式で数データを保管する.
    • dBASE IVは1988年に導入された.

Import

  • Import["file.dbf"]はDBFファイルをインポートし,表として並べられたすべてのデータを返す.
  • Import["file.dbf"]は各列がデータを表している表を返す.
  • DBFデータはWolfram言語において実数または整数,文字列,ブール値TrueおよびFalseDateList指定で表される.
  • Import["file.dbf",elem]はDBFファイルから指定の要素をインポートする.
  • Import["file.dbf",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.dbf",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","DBF"]またはImport["file",{"DBF",elem,}]で指定できる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Importファイルからインポートする
    CloudImportクラウドオブジェクトからインポートする
    ImportString文字列からファイルからインポートする
    ImportByteArrayバイト配列からインポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"表として並べられたデータ
    "LabeledData"規則のリストとして与えられたデータ
  • Importはデフォルトで"Data"要素を使用する.
  • Import["file.dbf"]は全データセットを読み込み,それらを表として返す.
  • Import["file.dbf","LabeledData"]はファイル全体をインポートし,{a1->col1,a2->col2,}という形の式を返す.ここでai は表見出しである.
  • メタ情報要素:
  • "Labels"文字列のリストとして与えられたデータ名
  • DBF形式には長さ10以下のラベルが保管できる.

オプション

  • Importオプション:
  • "EmptyField"""Wolfram言語の空のセルがどのように表されるか

例題

  (1)

利用可能なImport形式のリストを取得する:

DBFファイルからデータをインポートする:

列ラベルを文字列のリストとしてインポートする:

各列に規則を与えて,ファイルをラベル付きデータのリストとして読む: