ExpressionML (.xml)
予備知識
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- MIMEタイプ:text/xmlWolfram言語のExpressionML形式.
- 任意のWolfram言語式をXMLとして表現する.
- 一般的な式をWolframシステムと他のアプリケーションの間で交換するのに使われる.
- 通常UTF-8で符号化されたプレーンテキストファイル.
- 2002年Wolfram Researchにより開発された.
ImportとExport
- Import["file.xml"]はExpressionMLファイルをインポートして,式を返す.
- Export["file.xml",expr,"ExpressionML"]は任意の式をXMLにエキスポートする.
- Import["file.xml"]はExpressionMLデータのあるXMLファイルを読み,対応するWolfram言語式に変換する.
- XMLを読み込むとき,Importは自動的にExpressionML形式を認識する.一般的なXMLコンテンツは XMLObject 式としてインポートされる.
- Export["file.xml",expr,"ExpressionML"]は任意のWolfram言語式を対応するExpressionMLデータ構造に変換して,XML式に書き込む.
- Export["file.xml",XMLObject[…]]は記号的なXML式を一般的なXMLに変換する.
- Import["file.xml",elem] はExpressionMLファイルから指定された要素をインポートする.
- Import["file.xml",{{elem1,elem2,…}}]は複数の要素をインポートする.
- インポートの形式はImport["file","ExpressionML"]あるいは Import["file",{"ExpressionML",elem,…}]を使って指定することができる.
- Export["file.xml",expr,elem]はexpr が要素,elem を指定するものとして扱うことにより,ExpressionMLファイルを作成する.
- Export["file.xml",{expr1,expr2,…},{{elem1,elem2,…}}] では,それぞれのexpri が対応するelemiを指定するものとして扱われる.
- Export["file.xml",expr,opt1->val1,…]はexpr を特別の値を持つオプションが指定されたものとしてエキスポートする.
- Export["file.xml",{elem1->expr1,elem2->expr2,…},"Rules"] は規則を使い,エキスポートされる要素を指定する.
- エキスポート形式はExport["file",expr,"ExpressionML"]あるいは Export["file",expr,{"ExpressionML",elems}]として指定できる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ表現要素:
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"Boxes" Wolfram言語ボックス式としてのExpressionMLタイプセット "Expression" 任意のWolfram言語式 "HeldExpression" 未評価の式 "XMLObject" 記号的なXML式としてのExpressionML "XMLElement" ネストされたXMLElementオブジェクト - ImportとExport はデフォルトで"Expression"要素を使う.