ICNS (.icns)
予備知識
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- Macintoshアイコン形式.
- ラスタ画像ファイル形式.
- ICNSはiconから派生した頭字語である.
- バイナリ形式.
- 異なる色解像度の複数のアイコンを保管することができる.
- アルファチャンネルをサポートする.
ImportとExport
- Import["file.icns"]はICNSファイルをインポートし,ファイルに保管されているすべてのアイコンをImageオブジェクトのリストとして返す.
- Import["file.icns",elem]はICNSファイルから指定の要素をインポートする.
- インポート形式はImport["file","ICNS"]またはImport["file",{"ICNS",elem,…}]で指定できる.
- Export["file.icns",expr]は画像,グラフィックス,またはそれらのリストをICOファイルにエキスポートする.
- ImportとExportについての一般的な全情報は関数ページを参照のこと.
- ImportStringとExportStringはICNS形式をサポートする.
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ表現要素:
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"Data" 個々のアイコンの色の値の配列 "GraphicsList" グラフィックスオブジェクトのリスト "ImageList" Imageオブジェクトのリストとして与えられる全アイコン - ImportImport はデフォルトでICNSファイルに"ImageList"要素を使う.
- 高度なImport要素:
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"BitDepth" 各色チャンネルを表すのに使用されるビット数 "Channels" ファイルで使用される色チャンネルの数 "ColorSpace" ファイルで使用される色符号化 "ImageCount" ICNSのフレーム数 "ImageSize" ラスタ次元 "Summary" ファイルの概要 "SummarySlideView" すべてのフレームのスライドショーによる概要 - Exportは次元が512×512,256×256,128×128,48×48,32×32,および16×16のImageとGraphicsを受け入れる.標準次元ではない画像またはグラフィックスは,最も長い次元が最も近い次元にフィットするように拡大縮小される.
例題
すべて開くすべて閉じる例 (3)
スコープ (1)
Exportは画像を最も近い標準次元に自動的に拡大または縮小する:
Import要素 (15)
利用できる要素 (3)
データ表現 (5)
メタデータ (7)
すべてのフレームの各色チャンネルを表すために使用されるビット数を取得する:
インポートされた画像の色空間をImageColorSpaceを使って取得する:
インポートされた画像に対してImageDimensionsを適用しても同じ結果が得られる:
Import, Export | ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする | |
CloudImport, CloudExport | クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする | |
ImportString, ExportString | 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする | |
ImportByteArray, ExportByteArray | バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする |