MTP (.mtp)

予備知識

    • Minitabポータブルワークシート形式.
    • 統計データ形式.
    • 統計データの交換とアーカイブに使われる.
    • MTPはMinitab Portable Worksheetからの派生語である.
    • プレーンテキストASCII形式:
    • ラベル付きデータを格納する.
    • Minitab Statistical Softwareの一部として1970年代に開発された.

Import

  • Import["file.mtp"]はMTPファイルをインポートして,リストのリストを返す.
  • Import["file.mtp"]は,このファイルに保管されている行と列を表す文字列と数の2次元の配列を返す.
  • Import["file.mtp",elem]は指定された要素をMTPファイルよりインポートする.
  • Import["file.mtp",{elem,suba,subb,}]はサブ要素をインポートする.
  • Import["file.mtp",{{elem1,elem2,}}]は複数の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file", "MTP"]または Import["file",{"MTP",elem,}]と指定できる.
  • Import についての一般的な情報は,関数ページを参照のこと.
  • ImportStringはMTP形式をサポートしている.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Importファイルからインポートする
    CloudImportクラウドオブジェクトからインポートする
    ImportString文字列からファイルからインポートする
    ImportByteArrayバイト配列からインポートする

Import要素

  • 一般的な要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"表として構成されたデータセット
    "LabeledData"規則のリストとして与えられるデータセット
  • Importはデフォルトで"Data" 要素を使う.
  • テキスト情報:
  • "TextData"規則のリストとして与えられるテキストデータ

オプション

  • Importオプション:
  • "EmptyField"""空のセルをWolframシステムでどのように表現するか

例題

  (1)

MTPサンプルファイルで可能なImport要素を表示する:

このファイルをそれぞれがラベル付きデータセットを表している規則のリストとしてインポートする:

このファイルからすべての数値データを配列として読み込み,最初の10行を表として表示する: