PPM (.ppm)
予備知識
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- MIMEタイプ:image/x-portable-pixmap
- PPMカラーラスタ画像形式.
- 画像形式のPortableファミリのひとつ.
- PBMとPGMと関連する.
- PNM形式のサブセットを実装する.
- Netbpmグラフィックスソフトウェアパッケージのネイティブ形式.
- 主にUnixシステムで中間ファイル形式として使われる.
- PPMはPortable Pixel Mapから派生した頭字語である.
- ASCIIまたはバイナリ形式.
- ラスタ画像を8ビットまたは16ビットのRGBデータとして保管する.
- 1988年にPbmplusパッケージの一部として開発された.
ImportとExport
- Import["file.ppm"]はPPMファイルをインポートし,Imageオブジェクトを返す.
- PPMファイルに複数の画像が存在する場合,Importは最初の画像を返す.
- Import["file.ppm",elem]はPPMファイルから指定された要素をインポートする.
- インポート形式はImport["file","PPM"]またはImport["file",{"PPM",elem,…}]で指定できる.
- Export["file.ppm",expr] は画像,グラフィックス,その他のラスタ画像の任意の式をPPMにエキスポートする.
- Exportはデフォルトで二値PPMファイルを生成する.
- Wolfram言語のグラフィックスや任意の式をPPMにエキスポートすると,結果の画像はその表示形式と同じラスタサイズとなる.
- 画像オブジェクトはデフォルトでそれぞれのラスタサイズでエキスポートされる.
- PPMはラスタ画像形式であるので,フォントはすべてエキスポートの際にラスタライズされる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport要素:
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"Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト "Summary" ファイルの概要 "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト - データ表現要素:
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"Data" RGB3値の配列 "Graphics" 画像を表すGraphicsオブジェクト "GrayLevels" 正規化されたグレーレベルの値の配列 "Image" Imageオブジェクトとして与えられるラスタ画像 "RGBColorArray" RGBColorオブジェクトの配列 - ImportとExportはデフォルトで"Image"要素をPPMファイルに使用する.
- Importの高度な要素:
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"BitDepth" ファイルの各色チャンネルを表すのに使用されるビット "Channels" ファイルで使用される色チャンネルの数 "ColorSpace" 画像の色空間 "DataType" 画素要素の保管に使用されるデータ型 "ImageSize" ラスタ次元 "Summary" ファイルの概要