RLE (.rle)

予備知識

    • ラスタ画像形式.
    • 非常に単純な可逆データ形式.
    • 画像データをランレングス符号化で圧縮する.
    • 白黒画像の圧縮が効率的である.
    • テキスト形式.
    • GIF等の他のラスタ形式に取って代られた.

ImportとExport

  • Import["file.rle"]はRLEファイルをインポートし,Imageオブジェクトを返す.
  • Import["file.rle",elem]はRLEファイルから指定の要素をインポートする.
  • インポート形式はImport["file","RLE"]またはImport["file",{"RLE",elem,}]で指定できる.
  • Export["file.rle",expr]は画像,グラフィックス,数値配列をJRLEファイルにエキスポートする.
  • 画像オブジェクトはデフォルトでそのラスタサイズでエキスポートされる.グラフィックスやその他の任意の式は,その表示形式と同じラスタサイズを使ってエキスポートされる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Array"SparseArrayオブジェクトで表された初期状態
    "Image"Imageオブジェクトで表された初期状態
  • メタデータ要素:
  • "Comments"ファイルに保存されたコメント
    "ImageSize"インポートされたラスタのサイズ
  • RLEファイルにはセルオートマトンの進化の中間結果等,追加の画像が含まれていることがある.
  • 追加データにアクセスするための要素:
  • "ArrayList"SparseArrayオブジェクトのリスト
    "FullData""Rule""Array""Comments"のキーと値のペアを含む連想のリスト
    "ImageCount"ファイルに保存された画像の総数
    "ImageList"Imageオブジェクトのリスト

オプション

  • Exportオプション:
  • "Rule"Automatic規則名
    "Comments"Noneファイルに保存するコメント

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

RLEファイルをインポートする:

RLE画像をインポートする:

スコープ  (2)

RLEファイルからインポートしたデータをプロットする:

データをRLEファイルにエキスポートする:

Import要素  (10)

利用できる要素  (2)

利用できる要素のリスト:

すべての要素を規則のリストとしてインポートする:

データ表現  (4)

画像データをインポートする:

適切なタイプを使って画像を構築する:

ファイルに保存されているすべてのデータをインポートする:

ファイルにImageオブジェクトとして保存された画像データをインポートする:

ファイルにImageオブジェクトとして保存されているすべてのデータをインポートする:

メタデータ要素  (2)

ファイルに保存されたコメントをインポートする:

画像の大きさをインポートする:

その他の要素  (2)

ファイルに保存された画像の総数:

規則,データ,各画像のコメントを含む連想のリスト:

Exportオプション  (2)

データをファイルにエキスポートする:

ファイルをインポートし戻して,全てのデータであることを確認する:

エキスポート時にカスタムの規則を指定する:

デフォルトではコメントはファイルに保存されない:

エキスポート時にカスタムの規則を指定する: