SVG (.svg,.svgz)
予備知識
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- MIMEタイプ:image/svg+xml
- SVGベクトルグラフィックス形式.
- Web上での2次元のベクトルグラフィックス用.
- いくつかのWebブラウザとブラウザのプラグインで一部サポートされる.
- SVGはScalable Vector Graphics(スケーラブルベクトルグラフィックス)の頭字語である.
- XMLに基づくテキスト形式.
- 静的なグラフィックスとアニメーショングラフィックスを表示することができる.
- 任意のアルファチャンネル付きのRGBカラーをサポートする.
- W3C SVG Working Groupによって1998年以来開発されている.
ImportとExport
- Import["file.svg"] はSVGファイルをインポートし,ラスタライズされた画像を返す.
- Import["file.svg",elem] はSVGファイルから指定された要素をインポートする.
- インポート形式は,Import["file","SVG"] または Import["file",{"SVG",elem,…}]で指定できる.
- Export["file.svg",expr]はテキスト,あるいはベクトルのグラフィックスをSVGにエキスポートする.
- Export["file.svg",expr,elem]はexpr が要素elem を指定しているものとして扱って,SVGファイルを作成する.
- エキスポートの形式は,コマンドExport["file",expr,"SVG"]で明示的に指定することができる.
- 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
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Import, Export ファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする CloudImport, CloudExport クラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする ImportString, ExportString 文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする ImportByteArray, ExportByteArray バイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする
Import要素
- 一般的なImport 要素:
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"Elements" ファイル内で使用可能な要素とオプションのリスト "Rules" 使用可能なすべての要素の規則のリスト "Summary" 特性の概要 - データ表現要素:
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"Image" SVGファイルを表す Imageオブジェクト "Graphics" SVGファイルを表すGraphicsオブジェクト - メタデータ要素:
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"Dimensions" デフォルトの幅と高さ "XMLMetaInformation" XMLElementとして与えられたメタデータ - データ表現要素:
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"Graphics" 任意の2Dグラフィックス - Exportは"Graphics" 要素をデフォルトで使用する.
オプション
- Importオプション:
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ImageResolution $ImageResolution ラスタライズのためのdpiでの画像解像度 ImageSize Automatic - プリンタの点での最終表示画像サイズ
RasterSize Automatic ラスタライズのためのピクセルでのラスタサイズ