XBM (.xbm)

予備知識

    • MIMEタイプ:image/x-xbitmap
    • X Windowビットマップ形式.
    • アイコン,カーソル,その他のグラフィックスリソースを保持するためのX11ウィンドウシステムで使用される.
    • ASCII形式.
    • C言語のソースコードとしてモノクロビットマップを保持する.
    • XBMは,X BitMapからの頭字語である.
    • 1980年代にMITで開発された.

ImportとExport

  • Import["file.xbm"]はXBMファイルをインポートしてImageオブジェクトを返す.
  • Import["file.xbm",elem]は指定された要素をXBMファイルからインポートする.
  • インポートの形式はImport["file","XBM"]またはImport["file",{"XBM",elem,}]で指定することができる.
  • Export["file.xbm",expr]はグラフィックスあるいはその他の画像としての式をXBMでエキスポートする.
  • Wolfram言語のグラフィックスまたは任意の式をエキスポートすると,結果の画像はその表示形式と同じラスタサイズとなる.
  • XBMはラスタ画像形式なので,エキスポートの際にすべてのフォントはラスタライズされる.
  • 一般的な情報は,以下の関数ページを参照のこと.
  • Import, Exportファイルからインポートする,あるいはファイルへエキスポートする
    CloudImport, CloudExportクラウドオブジェクトからインポートする,あるいはクラウドオブジェクトへエキスポートする
    ImportString, ExportString文字列からインポートする,あるいは文字列へエキスポートする
    ImportByteArray, ExportByteArrayバイト配列からインポートする,あるいはバイト配列へエキスポートする

Import要素

  • 一般的なImport要素:
  • "Elements" ファイル中の有効な要素とオプションのリスト
    "Summary"ファイルの概要
    "Rules"使用可能なすべての要素の規則のリスト
  • データ表現要素:
  • "Data"色の値の配列
    "Graphics"画像を表すGraphicsオブジェクト
    "Image"Imageオブジェクトとして表されるラスタ画像
  • ImportExportはデフォルトで"Image"要素をXBMファイルに使用する.
  • 詳細なImport 要素:
  • "BitDepth"ファイルの各色チャンネルを表すのに使用されるビット数
    "Channels"ファイルで使用される色チャンネルの数
    "ColorSpace"ファイルで使用される色符号化
    "ImageSize"ラスタ次元
    "Summary"ファイルの概要

オプション

例題

  (3)

XBMファイルをインポートする:

画像の概要:

画像をXBMにエキスポートする: