"Class" (ネットデコーダ)
NetDecoder["Class"]
ベクトルをクラスの確率として解釈するデコーダを表す.
NetDecoder[{"Class",{c1,c2,…}}]
クラスラベル ci を持つデコーダを表す.
詳細
- NetDecoder[…][input]はデコーダを入力に適用して出力を作る.
- NetDecoder[…][{input1,input2,…}]はデコーダを入力のリストに適用して出力のリストを作る.
- NetDecoder["Class"]は連続する整数をクラスラベルとして使う.
- ネットワークの構築時に "port"->NetDecoder[…]を指定すると,デコーダをネットワークの出力ポートに付加することができる.
- 以下のパラメータが使用可能である:
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"InputDepth" 1 入力配列の深さ "Multilabel" False クラスが独立分布から来るかどうか - NetDecoder[{"Class",…,"InputDepth"->n}]は入力配列の深さを n と指定するのに使うことができる.デフォルトの深さは1であり,入力がベクトルであることを示している.行列やもっと高いランクの入力では,最後の次元はクラス次元として解釈される.
- "Multilabel"Falseのとき,クラス次元を通じて値の和が1にならなければならない.
- "Multilabel"Trueのとき,値は0から1の間でなければならず,0.5より大きい値はすべて,決定の出力リスト内にクラスを作り出す.
- NetDecoder[…][data,prop]は入力データの特定の特性を計算するのに使うことができる.
- "Class"のデコーダがネットワークに付加されるとき, net[data,prop]または net[data,"oport"->prop]を使って復号化された出力の特定の特性を計算することができる.
- "Class"デコーダには以下の特性 prop が使用可能である:
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"Decision" 最高確率(デフォルト)を持つクラス ci "TopDecisions"n 最高確率を持つ n 個のクラス "TopProbabilities" おそらく ci であろう確率を規則のリストとして返す "TopProbabilities"n n がおそらく ci であろう確率 "Probabilities" 連想<c1->p1,c2->p2,… > "Probability"ci 特定の ciの確率 "Entropy" 確率分布のエントロピー "RandomSample" 各クラスをその確率に応じてサンプル化する "RandomSample"t 正の温度 t を使ってサンプル化する "RandomSample"{param1val1,…} 特定の動作を伴うランダムサンプリング None 復号を回避して入力を返す - "RandomSample"{param1val1,…} で,parami に可能な設定は以下を含む:
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"Temperature"t 正の温度 tを使ったサンプル "TotalProbabilityCutoff"p 少なくとも p の累積確率を持つ最も可能性の高いクラスのサンプル(核サンプリング) "TopProbabilities"k k 個の最も確率の高いクラスの中でのみサンプリングする