"Prompt" (リソースオブジェクトタイプ)

詳細

  • LLM(大規模言語モデル)プロンプトリソースはLLMPromptでアクセスできるテンプレート化されたメッセージを含んでいる.

特性

  • すべてのリソースタイプに共通のResourceObjectの標準的な特性がある.また,それぞれのリソースタイプは追加の特性を定義する.
  • プロンプトリソースの特性には以下がある:
  • "PromptParameter"テンプレートパラメータの数または名前
    "PromptLocation"プロンプトパラメータの保管場所
    "SampleChat"プロンプトを備えたチャットノートブックのサンプル
  • "PromptLocation"特性はCloudObjectLocalObjectFileURLのいずれかである.
  • プロンプトリソースのソートに使われる特性には以下がある:
  • "Categories"プロンプトのタイプ:関数,ペルソナ等
    "Topics"対応する領域
  • プロンプトリソースで一般的に使われるResourceObjectの標準的な特性には以下がある:
  • "DefinitionNotebook"プロンプトとリソースを定義するノートブック
    "ExampleNotebook"プログラムでの使用を示すノートブック

プロンプトリソースを使う

  • プロンプトはLLMPromptまたはLLMResourceFunctionに関連付けられている.
  • LLMPrompt["name"]はプロンプトを定義するTemplateObjectを提供し,プロンプト文字列を作成するための値に適用することができる.
  • LLMResourceFunction["name"][val1,val2,]はプロンプトを適用し,応答を生成するためにLLMにメッセージを送信する.
  • 特性にはResourceObject[]["prop"]を使ってアクセスできる.

プロンプトリソースを作成する

  • 完全なメタデータを含むプロンプトリソースを作成するためには,CreateNotebook["PromptResource"]で利用可能な定義ノートブックを使う.
  • 定義ノートブックを使うと,リソースをローカルに保存したり,クラウドに配備したり,Wolfram Prompt Repositoryに送信して公開したりすることもできる.

Prompt Repositoryで公開する

  • プロンプトリソースはWolfram Prompt Repositoryで公開することができる.
  • プロンプトリポジトリに送信するためにはPublisherIDが必要である.
  • 公開にはリビューチームの承認が必要であり,通常変更が伴う.

例題

すべて開くすべて閉じる

  (1)

公開されているリポジトリからプロンプトリソースを取り出す:

リソースにはタイプ"Prompt"が含まれる:

プロンプトテンプレートを取り出す:

テンプレートを使ってメッセージを作成する:

スコープ  (2)

公開されているプロンプトリソースのメタデータを調べる:

プロンプトコンテンツの場所を見る:

テンプレートでいくつのパラメータが使えるかを見る:

定義ノートブックを開く:

カテゴリを見る:

トピックを見る:

空のプロンプトリソース定義ノートブックを開き,メタデータを含む新しいプロンプトリソースを作成する: