"GoogleAnalytics" (サービス接続)
Webサイトのデータを取り出し分析するために.Wolfram言語を使ってGoogle Analytics APIに接続する.
接続と認証
ServiceConnect["GoogleAnalytics"]は,Google Analytics APIとの接続を確立する.
リクエスト
ServiceExecute["GoogleAnalytics","request",params]は,パラメータ params を使ってGoogle Analytics APIにリクエストを送る.以下は可能なリクエストである.
レポートとWebサイトのトラフィック
"ReportData" — Webサイトトラフィックデータを取り出す
"ProfileID" | (必須) | リクエストデータに関連付けられた解析的ビュー(プロフィール)ID | |
"StartDate" | (必須) | リクエストには開始日が必要である.DateObjectおよび文字列を使うことができる | |
"EndDate" | (必須) | リクエストには終了日が必要である.DateObjectおよび文字列を使うことができる | |
"Metrics" | (必須) | "Sessions"あるいは"Users"のような指標を指定する文字列のリスト | |
"Dimensions" | None | "Hour"や"Day"のような次元を指定す文字列のリスト | |
"Sort" | None | 文字列のソート順を示す次元と指標のリスト.要素のソート方向が変わる前に"-"を使う | |
"Filters" | None | リクエストによって返されるデータを制限する次元または指標 | |
"Segment" | None | リクエストに対して返されたデータを分割する.整数のSegment IDを許容する | |
"SamplingLevel" | "Default" | 所望のサンプリングレベル."Default","Faster","HigherPrecision"のいずれか | |
"StartIndex" | 1 | 開始指標 | |
MaxItems | 1000 | 返す要素数 | |
"UserIP" | None | エンドユーザ(その人のためにAPIコールが行われた)のIPアドレスを指定する | |
"QuotaUser" | None | ユーザのIPアドレスが不明な場合の"UserIP"の代り |
"Filters"パラメータは,List中の要素を使って要素間のAND演算子を表すことを許容する ("Metrics"と"Dimensions"はこのような方法では組み合せられない). Alternativesを使ってOR演算子を表すことができる.
測度と次元
"Metrics" — カテゴリによって使用可能な測度のリストを得る
"Dimensions" — カテゴリによって使用可能な次元のリストを得る
"Category" | All | カテゴリによってフィルタをかける |
ServiceExecute["GoogleAnalytics","Metrics","Categories"]を使うと,"Metrics"と"Dimensions"の両方に使用可能な全カテゴリが示される.
全データ
"ProfileID" | (必須) | クエリがそのためにデータを取り出すAnalyticsビュー(プロフィール)ID | |
"StartDate" | (必須) | リクエストには開始日が必要である.DateObjectおよび文字列を使うことができる | |
"EndDate" | (必須) | リクエストには終了日が必要である.DateObjectおよび文字列を使うことができる | |
"Metrics" | (必須) | "Sessions"あるいは"Users"のような指標を指定する文字列のリスト | |
"Dimensions" | None | "Hour"や"Day"のような次元を指定す文字列のリスト | |
"Sort" | None | 文字列のソート順を示す次元と指標のリスト.要素のソート方向が変わる前に"-"を使う | |
"Filters" | None | リクエストによって返されるデータを制限する次元または指標 | |
"Fields" | None | 出力に含まれるフィールドを縮小 | |
"Segment" | None | リクエストに対して返されたデータを分割する | |
"SamplingLevel" | "Default" | 所望のサンプリングレベル."Default","Faster","HigherPrecision"のいずれか | |
"StartIndex" | 1 | 開始指標 | |
MaxItems | 1000 | 返す要素数 | |
"UserIP" | None | エンドユーザ(その人のためにAPIコールが行われた)のIPアドレスを指定する | |
"QuotaUser" | None | ユーザのIPアドレスが不明な場合の"UserIP"の代り |
パラメータの詳細
"metric""value" | 等しい | |
"metric"Except["value"] | 等しくない | |
"metric">"value" | より大きい | |
"metric"<"value" | 未満 | |
"metric"≥"value" | 以上 | |
"metric"≤"value" | 以下 |
"dimension""value" | 厳密なマッチ | |
"dimension"Except["value"] | マッチしない | |
"dimension"⊃"value" | 部分列を含む | |
"dimension"⊅"value" | 部分列を含まない | |
"dimension"RegularExpression["value"] | 正規表現についてのマッチを含む | |
"dimension"RegularExpression[Except["value"]] | 正規表現とはマッチしない |
例題
例 (4)
指定された"ProfileID"の次元と測度のデータを得る:
"ReportData"を使って指定された"ProfileID"の"Dimensions"と"Metrics"のデータを得る:
"Sort"を使い,選択されたKeysでソートする.ソートの方向は選択したキーの前に"-"を付けて変えることができる:
複数の条件でフィルタをかける.List中の要素でAND演算子が表されている:
AlternativesによってOR演算子が表されている:
"AllData"はクエリに関連付けられたすべてのデータを返す.Key "Rows" には "ReportData"の結果が入っている: